フロリーザ「そんなの驚くでもない…零… 耳がキーンとするのじゃぁ……」
琴(耳が痛い………)
零「あっ… 取り乱してすまない… あぁっと……」
零「改めて自己紹介だ。俺の名前は八神 零(やがみ れい)だ。」
琴『あっ… こ、琴と申します…?』
フロリーザ「琴は記憶喪失でここが何処かも、リトスのことでさえも忘れていたんじゃ… だからじゃの…」
フロリーザ「零!! お前が琴にこの世界について説明してかれないかのぉ?」
零「なんで俺が…」
琴『あ、あの……』
フロリーザ「? どうしたんじゃ?」
琴『わたしはこの世界の住民じゃないんだと思います… わたしはきちんと前の記憶もありますし…それよりもなにも……』
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麗『…』
琴『麗ぁぁっ!!!』
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琴『麗ッ…』
フロリーザ、零「…………」
フロリーザ「わかったお主の言っとることを信じよう。」
フロリーザ(お主の気持ちが分かる…きっと大変な事があったんじゃろう…? 大切な人が失った気持ち)
琴(フロリーザはなんで辛そうに笑ってるのだろう…)
琴『お願いがあります…!』
フロリーザ、零「?」
琴『元の世界に帰れるように手伝ってください!』
零「帰れる方法もわからないのにどうするんだ…?」
フロリーザ「そんなこと言うでない! 帰りたいその気持が大切なんじゃ!」
フロリーザ「琴。」
琴『!』
フロリーザ「わしはお主の帰る手伝いをすることを決めたのじゃ!」
フロリーザ「これからよろしくな! 琴!」
零「俺も手伝う…こいつだけだと心配だからな…」
フロリーザ「なんじゃ!? 育ての親にそんな態度をとるのは!?」
琴『育ての親…?? 二人は親子なの…?』
零「そう言う意味じゃない!!! 育ての親とはあってるが、断じて親子ではない!!!」
フロリーザ「そんな冷たい態度をとるでない…わし、泣いちゃうぞ…??」
零「とにかく、親子ではない! これからそう言う話はするな!!! あと、敬語はいらん!」
琴『あ、う、うんっ…』
フロリーザ「〜〜〜〜〜!」
零「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
琴『…………』
琴(これからどうなっていくんだろう…)
琴(大変だろうけど頑張ろう。)
琴(まっててね。)
コメント
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なぜ、フロリーザは寂しそうに笑ったのだろうか。