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ふむ。肉の量は均一だな。
みんな三つずつある。
まあ、さすがに大きさはバラバラだが。
「シャドウ、やっぱりお前の勘違いじゃないのか?」
「いいや! 違う! よく見ろ! 俺のだけ他のやつらのより肉が小さい!」
お前、さっき肉を少なめにされたーって言ってなかったか?
「別に少しくらい小さくてもいいじゃないか」
「嫌《いや》だ! 俺はもっと大きくなりたいんだ! あっ……」
今まで嫌な空気を醸《かも》し出していたシャドウだったが、それを聞いた途端みんな笑顔になった。
「そうか、そうか。お前はもっと大きくなりたいから肉の量……いや大きさにこだわってたんだな」
「い、今のは違う! 別に俺は!」
「よし、じゃあ今から狩りに行こう。シャドウ、お前も来るだろ?」
「え? あ、ああ」
な、なんだ、こいつら。
急にニヤニヤし始めたぞ。
ま、まさか俺を今日の晩飯にしようとしてるんじゃ。
「おい、シャドウ。何ボーッとしてるんだ? 早くしないと置いてくぞ」
「わ、分かってる! 少し考えごとをしてただけだ!」
「そうなのか? なら、いいんだが」
こうして俺はナオト(『第二形態』になった副作用で身長が百三十センチになってしまった主人公)と共に狩りに出かけた。