レベル1 近道 保志
ほんと、誰かいるのかよ……? こんなところに……?
でも、中は無人だったぜ。どうやら、貯蔵庫のようだ。ほんと徹くんが見つけてくれて良かった。今でも強風がトンネル内を吹き付けているしな。
外へ出ると、危険だ。
しかし、何を貯蔵しているのやら? 小部屋の中央にテーブルと椅子が四つ。扉の真向いの壁に貯蔵庫と書いてあった。
「うん? これ……缶詰か?!」
金属製の壁には、所狭しと缶詰があった。牛肉。米。魚。果物と種々雑多な食べ物の缶詰。
「美味しそう!!」
「よし、食べるか!! 徹くん! あのテーブルに並べられるだけ並べよう!!」
「うん!!」
食べ物は思いの外。たくさんあった。二人で食べ尽くそうとしても、まだある。一体。何人分かよ。でも、腹減っていたから本当良かった。さて、これもあれも持って行こう。牛肉や米の缶詰ばかり持ったな。徹くんは、果物が多いな。
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