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rbr視点
「また、死んだんだって」
「えぇ、またぁ?」
「幹部様はどーゆー教育してんのまじで」
教え子が、また死んだ。
いや、教え子と言っても数週間も教えとらんが。
どういう教育をしてるのか の答えに関しては、ただ自分が幹部になった時と同じ訓練の量を与えている。
そもそも俺は、もう数年は指導をしていない。しない道を選んだにも関わらず、新人が指導を乞うてやまない。だから仕方なく受け入れてるだけだ。
死ぬことの責任は、俺にはない。
俺は教えられることの全てを教えようとしとる。
そもそも、匙を投げたのは相手側や。
生きるための武力を乞うたのに、投げ出して、自分を見誤って戦場に出て死ぬ。
全部自己責任やのに、なんで俺が言われなあかんねん。
、、人の死に責任は負わない主義や。
それでも案外、情を持ってまうもんでそういう話を聞くと心に穴が開くような感覚があるのには、変わりあらへんかった。