___気が付いたのは漆黒の中 。
なんで 、 なんで俺は生きてるんや 。
体を起こして 、 そう声を出そうとする 。
…… 声が 出ない 。
代わりに出たのは 、 過呼吸気味になってしまっている呼吸音だけ 。
ナイフを刺したはずの首に触れれば一切傷が ” ない ” 。
体も細く 、 いつもより筋肉がない 。
その細い手足には手枷 、 足枷が付けられている 。
俺は 、 この光景に見覚えがある 。
でも 、
そんな事はありえない 。
過去に戻ってるとか 。
____そんな事を考えていたら 、 灯りが見えた 。
誰かが来たのだろう 。
そいつは俺のいる牢屋の鍵を開けて中に入る 。
そいつの事は嫌でも覚えている 。
俺にトラウマを刻んだ男 。
「 ゾムぅ 〜 ^^ 仕事の時間だ 。 」