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6 - 東堂(一応上司)と徒花(一応部下)

2025年05月10日

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同僚のお名前公開されたから…!!

勝手に東堂のこと絵下手にしてるよ

ではどぞ

























隣の同僚がウザイ。

先程仕事の区切りがついたのか、お茶を汲んで戻ってきたまでは良かった。

また仕事を再開して10分程度…飽きた様だった。

何度も何度も座り直して、真っ白な紙を取り出した時、我に帰ったのかまた書類に向き直ったが結局、白い紙に落書きを始めた。


「じゃーん!これどう?俺結構絵のセンスあるんじゃない?!」


と言われて見せられたのは、奇妙な人面猫だった。あまりの奇妙さになんの感想も出てこず


「……あぁ。」


なんて場を濁すような返事をしまた書類に向き合った。が、東堂は多分、それが面白くなかったのかまた紙に落書きを始めた。

それを確認してまた書類に向き合った時

マグカップの中の珈琲が無くなったので、給湯場に行く。

フワッと珈琲独特の香りが辺りに充満する。この匂いが、案外好きだ。


また東堂を見ると、あの落書きと追加の落書きが切り抜かれて割り箸にテープで貼られていた。

戻ってきた私を見た東堂が


「これ可愛いだろー?なんだと思う?」


と言われて見せられたのは牛……?虎……?キリン……?またもや人面で、四足歩行。その体には縞模様が浮かんでいる。


「……牛」


直感だ。あってる自信など1ミリも無い。


「ちげーよシマウマだよ!」


「知るか、こんなのわかるわけないだろ」


5歳の子供の描く絵の方がまだ分かるかもしれない。

どうやら東堂は所謂『画伯(笑)』と言われる類の者の様だ。


「まじかよ…徒花ならわかってくれると思ってたのに!!」


「わかるか!!」


「酷いわん…アタシの気持ち理解しようって気は無いの!?」


ハンカチでオイオイと泣きながら涙を拭っている。


「……ふん」


「あっっ゙」


といってハンカチの上から指を握っておいた。東堂の回復力や軍の医療のレベルの高さで多分どうにかなる。多分。


「うわあああああ痛いいいいいい徒花酷いいいいいいい!俺上司!一応上司!!」


床に転がる虫が居る。


「上司にしてはお前は威厳がない。もっと国王陛下のようになれ…まぁあの御方は唯一無二だがな」


「えそれ悪口って言うんだけど遺憾の意!!!」


「うるせぇ!!」


といって蹴り飛ばしたのでしばらく起き上がることは無いだろう。

さて、仕事に戻るか。

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