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「やぁやぁ羊さん、お久しぶりだねぇ。」
「ヴァールさん?どうしてまた屋敷まで戻ってきたの?」
「どうしてって、別に特別な事でもないじゃないか。俺の部屋もあるんだからいてもおかしくないだろう?」
「あぁ、そうか。でもなぜ俺の部屋まで?」
「それはね…ちょっと羊さんの力を借りたくてさ。」
「ちから?」
「そう。羊さんの持っているその力、子羊の乱舞の最終形態だ。さぁ、もう言わなくてもわかるだろ?一緒に手を組もうじゃないか。」
「…悪いが他を当たってくれ。俺にこの力は重すぎるし、もうこんなもので大切な人達を傷つけたくないんだ。」
「おや、随分まともになったじゃないか。昔の戦闘狂羊さんとは大違いだな。」
「わかってしまったからね。力のことも、自分のことも。だから申し訳ないがその計画は諦めて…」
「羊さん、髪の毛綺麗だねぇ。」
「へっ?」
「うーん、顔立ちも中々いい。髪もサラサラしてて肌もスベスベ、もっと近くで見せてくれよ。」
「え、ちょっと、まて、フードとったら……!」
「大丈夫、なるべく苦しくないようにやるからね。すーぐ楽になりますからねぇ。」
「まっ……あ゛っ…ぐぁぁ……!ばっ…い、や…!」
「はーい静かにしてねぇ。っと、こんなもんかな?でもちょっとやり過ぎたかも…あーあ、血も吐いちゃって。服が黒で助かったね?」
「あ゛ぁ……がっ…う゛う゛……」
「あちゃ、これはやり過ぎたか…。まぁこれぐらいあれば、しばらく供給しなくても勝手に動いてくれるでしょ。じゃあ行こっか、みーんな貴方のこと待ってるよ?羊さん。」