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じゅうちゃん誕生日おめでとう🤍
当日に書けて良かった〜
YJを主に書いたのは初めてなので上手く書けてないかもしれませんが楽しんでいただけたら幸いです!
今日は柔太朗の誕生日だった。
「はい」
玄関で、仁人は短くそう言って箱を差し出した。
白い箱。中身を見なくてもわかる。
「ケーキ?」
「ホールで買ってきた」
柔太朗は目を丸くして、すぐににやっと笑った。
「でっか笑よっしーありがとう笑」
リビングのテーブルに置かれたケーキ。
仁人がろうそくの袋を開けていると、柔太朗が無言で本数を数え始める。
「……一本、二本、三本……」
嫌な予感がして、仁人は顔を上げた。
「ちょ、何してんの」
「歳の数だけ刺そうと思って…」
そう言って、柔太朗は平然とろうそくをケーキに刺し始めた。
一本、また一本。どんどん増える。
「待って待って待って!」
仁人は思わず吹き出した。
「無理でしょ、24本も刺したらケーキ見えなくなる!」
「いいじゃん、派手で」
「よくない!」
爆笑しながら柔太朗の手首を掴んで止める仁人。
二人とも声を出して笑っていた。
「じゃあ何本ならいいわけ?」
「……6本とかじゃね」
「少な」
「十分だわ!6本にしてやっただけマシと思え!笑」
結局、適当に刺した三本のろうそくに火をつける。
「はい、どうぞ」
柔太朗は一瞬だけ仁人を見る。
「ありがと」
それだけ。
ふたりは付き合っているけれど、
「好き」とか「大切」とか、そういう言葉はほとんど使わない。
一緒にゲームをして、
一緒に服を見に行って、
同じソファでだらだらして。
それで十分だった。
「吹き消すよ」
「うん」
柔太朗が一息で火を消す。
「何歳の抱負とかないの」
「んー……新しいゲームクリアする」
「それ毎年言ってない?」
「達成してるからいいでしょ」
仁人は小さく笑って、ケーキを切り分ける。
「プレゼントは?」
「あとで」
「今じゃないの?」
「服」
「やっぱり」
言葉は少ないけど、
柔太朗が何を欲しがるか、仁人はちゃんと知っている。
ケーキを食べながら、肩が軽く触れる距離。
「なあ」
「なに」
「来年もケーキ買って」
「考えとく」
柔太朗は少しだけ笑った。
それでいい。
多くを言わなくても、こうして隣にいることが、もう答えだった。
コメント
1件
あぁ、YJらしい。とてもYJを感じて友達の延長線上の恋人って感じで素晴らし過ぎて泣きました😭