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昔から女の子のする遊びが楽しくて
自分に合っている気がした。
サッカーをするよりお人形で遊ぶほうが
何倍も楽しかった。 そんな鬱が、
「自分は人とは違う。 変わっている」と
気がついたのは小学校高学年の頃でした。
「気持ち悪い!」
いきなり、耳を疑うような言葉が僕の耳に飛び込んできました。
え、僕のこと?僕のどこが気持ち悪いの?
その日から僕は周りから変な目で見られて
いるように感じた。
そこから少しずつ自分を変えようと した。
目を隠すくらいの長い髪をバッサリ切って、肩まであった髪も切った。
なるべく周りの男子に合わせようと頑張った。鏡を見るたび、理想の自分ではない自分が映っていて本当につらかった。
けどその時の僕はありのままの自分では
いられなかった。
楽しくはなくてもできるだけ男子と
関わろうとしてみた。
無理をするのは思っていたよりも何倍も
何倍も苦しかった。
色のない、白黒の毎日だった。
そんな僕を認めてくれたのはコネシマ。
コネシマは言いました。
「鬱は鬱のままでいいんだよ。
それが鬱なんやから」と。
無理をして固くなっていた心が、
解けていくように感じた。
シッマは僕の全てをわかってくれていた。
女の子と遊ぶほうが落ち着くことも、
髪が長いほうが自分らしいと思っていることも、そして、そんな自分は変わっていると
悩んでいることさえも…。
シッマが味方でいてくれるなら 僕はありのままの僕でいよう、 周りの目なんて気にしない、 自分らしくいよう、
シッマのためにも楽しく生きようと強く強く思った。
その日から僕は自分らしいしゃべり方で
自分らしいしぐさで、
自分らしい毎日を送っている。
自分らしく堂々と生きていると自然と
友達も僕を理解してくれ、
楽しく話せる人も増えていった。
食害をしてくる奴,煽ってくる奴,それを慰めてくれる奴とか,相棒、とかね。
僕の世界が少しずつ色づき始めた。
僕のことを変な目で見ていた人たちとも
今では仲よくなっている。
シッマの愛情のおかげやな。
僕には将来の夢がある。
それは美容師になること。
成長するにしたがって、僕は美容や
ファッションに興味をもち始めた。
雑誌を読んで研究することも大好き。
今は自分を美しくすることに夢中やけど、
将来は人を美しくする、 そして
たくさんの人に喜んでもらいたいと思う。
もし今、ありのままの自分を認めることが できず、悩んでいる人がいたら僕は伝えたい。
あなたはこの世界にいなければならない人だということを。
世の中にはいろいろな人がいる。
自分と同じ人間は世界中どこを探してもおらん。
考えることも好きなことも大切なことも
一人一人違う。
一人一人が違うからこそ、 相手に 興味が
わき、もっと知りたいと思ったり、
いとしく思えたりするんちゃうかな。
雨上がりの空にかかる虹が美しいようにさまざまな色が輝き、調和すればこの世界はもっと美しくなると思う。
一人一人が自分を自由に表現できる世界。
そんなカラフルの世界を一緒につくっていきませんか?
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