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episodeⅤ 正面衝突。


これは、希咲羅のプール突き落とされ事件の約1ヶ月前の出来事。



5月中旬、部活勧誘も終わった時期に、生徒会は必ず、部活…及び同好会の、部員数.予算表の制作を行わければならない。

私、宮白 夜月は、漸く運動部全般の調査が終わり、資料を生徒会室へと届けるため、駆け足に階段を上がっていた。

生徒会室は、旧校舎の三階にある。これは、生徒会が由緒正しく、歴史深いものであることの象徴だった。この校舎は、百何十年前と昔の生徒会も使っており、ここで仕事をする、というのは中々に誇りなこと…だと私は思っている。

まぁ、それは今回のことには関係なく…!

昼休みが終わるまで、あと5分。それまでに資料を届け、表の制作へと移らなければならない。

とにかく、時間が無いのだ。理由としては幾つかあるのだが…今更それを切り取っても仕方が無いので、今回は飲み込むことにする。


「……はぁ、… 」

ようやく3階…早く、生徒会室に…と焦りながらも角を曲がると、目の前に大きい影が現れた。

明らかに20cm…いや、なんなら30cm程は高いのでは?と思われる男子生徒に、そのまま突進してしまったのだ。

あー、これは投げ飛ばされる。終わった…と、心の中は何故か冷静で、受け身を取れるかの心配まで頭の中は進んでいた。

ぎゅ、と目を瞑り、出来るだけ飛ばされませんようにと願う。

しかし、次の瞬間、少しの衝撃が頭に掛かっただけで、特に投げ飛ばされもしなかった。

あれ…?と思いつつもゆっくりと瞼を上げると、目の前に、先程ぶつかったであろう男子生徒が数メートル先で倒れていた。


「…!?!?!?」


頭の中がはてなマークで埋もれながらも、必死にその男子生徒を起こす。

赤い髪に、左右で色の違う瞳は、脳裏に瞬時に記憶された。それほど美形で、すごく印象的で。今から思えば、これが”希咲羅”との出会いだった。


ーー


「あの…ほんとに、すいません…!!」


消毒の匂いがつん、と鼻に染みる保健室で

彼女は、土下座をしそうな勢いで謝罪した。


「大丈夫大丈夫、笑」


美夏に紹介したい人がいると呼ばれ、向かった生徒会室。


“生徒会長”である、日野 るぅあさんを紹介され、生徒会へと勧誘された。

とりあえず保留にして、その帰りに起きた衝突事故。

まさか、自分より小さい女の子(しかも後輩)に吹き飛ばされるとは思って無かったから、もっと鍛えようと覚悟したけど……。


「ぁ…、私、代わりに診察カード書きますね。名前教えてください」

「神代、希咲羅です」

「かみしろ、きさら…」


胸元まである髪を巻いて、左サイドで少しだけ結っている彼女は、僕の名前を呟きながら、診察カードに書き込んでいく。

そういえば、この人の名前はなんて言うんだろう。と少し気になったものの、もうすぐ授業が始まりそうだった。

「…はい、治療完了」

保健室の先生の治療が終わり、診察カードも書き終えたようだったので、保健室を後にした。

管理校舎(保健室のある棟)から、教室のある、本校舎までは、中庭を通る。

割りと遠めで、それまで無言の間が二人の間に過ぎる。


……なまえ、聞きたいな


でも、それを言い出す勇気は無かった。

そうしているうちに、本校舎まで着いてしまう。


「……ぁ、じゃあ、僕…2階だから」

はやく教室に戻ってしまおう、と振り返りつつも少し足を早める。


「……あの!!」


そのとき、先程の女の子の、大きい声が中庭にまで響く。

少し驚きつつも、僕は振り返った。


「…ら…LINE、交換しませんか…!?」



ーーーこうして


名前もしらない後輩と、僕の交流が始まった


(尚、後輩のLINEの名前はあだ名の様だった)







それから数日後。


師匠にプールで助けられ、


水色髪の後輩とも再開したのは


また別の、おはなし。


ーーーーーーーーーーーーーー

再投稿。

心情や状況を深く描きました。

〈ノベル版〉ホプエンさんのシェアハウス

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コメント

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僕…www 僕が何かを言い出す勇気ないの合ってるめっちゃ。 ノベル版もやっぱりいい。神ってる

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