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これは私、中野 幸音(なかの ゆきね)
が中学二年生の夏、実際に起きた話です。
私はもう大人ですが今部屋の掃除をしているとある日記を見つけたのです。
私が中学二年生の時に書いた日記です。
少し恥ずかしい気がしますがちょうど暇だったので皆さんにお見せしたいと思います。
薄汚れた小さなノート。所々兎や猫など昔の私が待っていた懐かしいと思えるシールが貼ってあり少し小さい子向けのようなシールだったのでもう少しいいシールはなかったのかと昔の自分に言いたい気持ちになった。
ペラ
初めの1ページ何を書いたのか全く覚えていない私は少し不安になりながらもページをゆっくりと開いた。
七月二十四日
今日から夏休みになった。
特にやることもないし暇。
今日はお母さんの久しぶりの手料理だった。
しかも私の大好きな唐揚げ、嬉しかった。
本当にこんなのでいいの?
私は生まれつき目が見えないため全て点字で書いてある。今も目が見えないままなので点字は読める。
もうかなり時間が立っているせいか鉛筆で書いたと思われる字は黒く汚れていて少し読みずらい。
次にいくか。
七月二十五日
今日は少し変わった夢を見たから書くね。
まず最初家でお母さんとお父さんとご飯を食べてたの。久しぶりに家族全員揃っていて嬉しかった。
その後お腹が膨れたからちょっとお散歩に出かけたの。
そしたら見たことのないトンネルがあったの。
私は目が見えないから絶対に見えるはずないのに何故か見たことがある懐かしい気がした。
それから誰かが来たんだけど朝ごはんを食べてたら忘れちゃった。
あれは誰だったんだろう。
私も何故かこの夢だけははっきりと覚えたいる。
不思議よね。もう何年もたってもう大人なのにまだこの夢を忘れてないの。
まるで夢じゃないみたいね。
ふあぁ…。
もう眠くなっちゃった。
明日も仕事だし早く寝よう。
じゃあまた明日、
おやすみなさい。