橙赤 同居 付き合ってるかどうかはご想像にお任せします😌
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橙side
午前3時を過ぎた頃、
トイレに行きたくなり自部屋を後にする。
用を済ますとリビングから光が漏れていた。
まだ起きてんのか。
そんなことを考えながら俺はリビングのドアノブを握る。
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『りいぬ?』
とんとん、と肩を叩くとゆっくりこちらを向いてくれた。
「どうしたの?ジェルくん」
『いや、こんな時間までなにやってたん?編集?』
「あー、そう、溜まってて、笑」
ぎこちない発語に傷だらけの左腕、目元には隈ができている。
『そっか、頑張り屋さんやなぁ』
「ッ、そんなことないよ!ジェルくんの方が…ッ」
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「ジェルくんの方が頑張ってる」
そんな言葉を発させないぞと伝えるように優しく抱きしめた。
すぐに他人と比べて自虐してしまう優しいりいぬ。
きっと抱きしめている今も尚りいぬの頭の中は不安と焦りでいっぱいなのだろう。
『大丈夫、大丈夫やで、』
「大丈夫じゃないよ、もっとがんばらないと、ッ」
『頑張りすぎや、』
「そんなことない、ッ!みんなも頑張ってるの…ッ!」
「おれがッ、おれが止まっちゃったら、っ」
「ぜんぶ、ぜんぶ、とまっちゃうの、!」
「みんな忙しいのに俺だけ休むなんてできないよッ」
『いっぱい抱えとるもんなぁ、ごめんなぁ、りいぬばかり頑張らせて』
「んーんッ、おれがんばってない、!ぐすっ」
『がんばっとるよ?ちゃーんと頑張っとる』
『他人と比べなくてええんよ、俺らはちゃんとりいぬが頑張ってること知っとるし』
「う゛ぁっ、ぐすっ、、ッ」
『大丈夫、大丈夫、たくさん泣き?』
とん、とん、と優しく叩いているとりいぬの体が重くなった。
きっと寝れてなかっただろう。
お前は頑張りすぎやからいまはゆっくり休みや。
END
リクエストありがとうございました🥲
コメント
2件
投稿ありがとうございます ;;♡ 橙くん の 赤さん に 掛ける言葉の 一つ一つ が とっても優しくて 、 あったかくて 惚れました ← ぴゃさん の 橙赤 見れたの最高すぎて 暴れます 。 ほんとに大好きです 。 ありがとうございます
リクエスト応えていただいてありがとうございますт т 今回もとってもよかったです🥲 Twitterも追っているのですが共感ツイ多くて見てて嬉しくなります