テラーノベル
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この物語に、政治的意図・戦争賛美の意図はありません。 また、現実とは関係はありません。
旧国が出てきます。 グロテスクな描写があります。
史実・原子爆弾の描写があります。
書き手の妄想が大幅に含まれているので、史実に忠実ではない部分があります。
それでもいい人は、ご覧ください。
「………。」
今日も。今日もだ。私は、まだこうして生きている。まだ…まだ…。
もう、あまり考えることができなくなってきた。この、飢えと喉の渇きのせいだ。
もはや、飢えは飢えではなく、腹を中心に潰されるような痛み…。
喉の渇きは渇きではなく、喉を内側から突き刺すような痛みだった。
永遠とも思える時間、ずっとそれが続いている。
声も出せない。
もう、身体は動かない。ただ、大地に身を任せているだけ。
…情けない。
こうやって、地にへばりついているのが。
今、沖縄の軍は、 満洲の方は、長崎の地は、どうなっているのだろう。
分からない。ただ、自分の力がこうして無くなっている事が答えではないだろうか。
まあ、仕方が無い。
それぞれの軍が、出せる案全てを考えた結果、ほぼ全世界を敵に回してしまったのだから。
海と空は、もうすでに往ってしまった。後は、私が逝くだけ。
でも、どうせなら、戦って…いや、それは欲張りというものだ。悲しきかな、私は、ここで死ぬことが一番役に立てる。
なら、栄養や水分を一切摂取せず、ここで死体のように横たわっていることが最適だ。
「…ッ」
空気を吸おうとするが、痛みが走った。
痛みが走っても、身体の反応は何も無い。
もう、反応するだけの力も残っていないのか。
また、身体が酷く痛む。
暑い。熱い。喉が、切った部分が、全身が痛くてあつい。
喉が渇いた。お腹が空いた。
でも、耐えないと。絶えないと…。
その日は、なかなか眠れず、ずっとそんな事を考えていた。
気絶が、痛みに勝ってくれない。
多分、寝たら死ぬということを身体が理解しているからだ。本能が、死なないように動いている。反射と同じようなものだろう。
…私は、いつになったら死ぬのだろうか。
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#日本受け
白狐こはく@カンヒュ民
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コメント
1件
読み終えたよ…😢💔 1945年8月13日、終戦直前のこの時間。 「地にへばりついている自分」って一文がすごく胸に刺さった。生きる力がもう残ってなくて、でも本能だけは死を拒んでるっていう描写、本当に苦しくて切なかった。 死ぬことを「役に立てる」って考える心情、壮絶すぎるよ…。 あまさんの描くこの重くてリアルな空気感、引き込まれるけど心がぎゅってなる。続きが気になるし、この人がどうなっていくのか見守りたい気持ちです。