テラーノベル
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城での生活にも少しずつ慣れてきた俺―ダイスケ。
今日はレンと一緒に、庭の花壇の手入れをしていた。
レンは庭師の手伝いなど、普段やらないことに楽しそうだった。
🖤ダイスケ、ここはもう少し掘らないと
俺は首をかしげ、水や土を触りながら助言する。
🩷うん、レン、もう少し右ね
と、思わず声に出てしまった。
レンは振り向き、少し驚いた顔をする。
🖤…え?
🩷あ、いや、その…
俺は慌てて口を押さえる。
でも、もう遅かった。
庭師の一人が、近くで聞いていたのだ。
💙…この声、確かに人の声だな
振り向くと、ショウタが手を止めて立っていた。
💙ダイスケ、話せるのか?
俺は動けなくなる。
ショウタは静かに、しかし鋭く見つめる。
庭師たちはそっと離れ、空気が一気に張り詰めた。
その時、レンが俺をかばうように前に出た。
🖤違うんだ、ダイスケは…母上に言われて声を控えていたんだ
💙なるほど…それなら理由はわかった
ショウタは納得したように頷くが、その目は深く考えているようだった。
💙しかしこれは大公家の秘密に関わることだ
レンが握った俺の手が少し震える。
🖤大丈夫、俺がついてる
🩷…ありがとう
この日、俺の声が大公家に知られたことで、状況は少し変わる。
呪いの解明に必要な絆と力を、二人で本格的に向き合わざるを得なくなる…そんな予感があった。
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