テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
この作品は🌩️🦒と🤝中心です。
⚠️怪我要素あり⚠️
⚠️Dytica登場&Krisis名前登場⚠️
⚠️🐙🌟&👻🔪だけ苗字呼び()⚠️
地雷の方は閲覧を控えることをお勧めします。
この世の全てと関係ありません。
ご本人様の目に触れるような行為はやめてください。
この先伏字がありません。
誤字脱字、呼び名違いなどがありましたら教えて頂けると幸いです🙇🏻♀️
以上を理解した方のみお進み下さい。
バチバチ
雷鳴が微かに聞こえたと思えば、放電しているのが見える。
そんなことを気にもせず、放電元の彼を自身の方へ抱き寄せた。
明確な怒りを露わにして、彼をここまで傷付けたであろう敵に、イッテツはナイフを向ける。
「次その人に触るなら、殺す。」
・・・・・
「…何で泣いてんの?」
「うぅ…リトお前…!」
「もう無茶すんの禁止ー、マナ泣いてんじゃん!」
包帯をぐるぐる巻いて、絆創膏や湿布を大量に貼ってベッドで輸血されているのは宇佐美リトだ。
2日前の敵との戦いで、一人で前線に出てここまで戦ったのである。2日も起きない同僚がやっと起き、マナは大号泣で、ウェンはそのマナを落ち着かせるのにやっと。
そんな彼らを見て申し訳なさそうに思ったが、ふともう1人の同僚がいない事に気づいてウェンに聞く。
「……テツは?」
「テツくんはぁ、外。」
ウェンの綺麗な、縦長の瞳孔がリトを捉える。
その瞳は全てを見透かしているかのようだった。
「僕ら出るね。無茶したお前には説教が待ってるから。」
「え、ちょっ…」
椅子から立ち上がりマナの首根っこを掴んで病室を出る。リトの静止も虚しく、2人に代わってイッテツが入室してきた。
「…テ」
「君、俺が来た時にはもう息してなかった。」
「……うん。」
リトが声をかける前に話し出す。
少しだけ俯いていて表情がよく分からないが、どんな顔をしているかなんて想像は容易い。
「きりんちゃんなんて大泣きで、君は変身も解けてた。
少しだけ電気が、君から、溢れてて。」
言葉が途切れ始めた。
声が震える。
「救急隊も、全然来ないから…俺が蘇生しようとして、雨が降ってきたんだ。
そのせいで、どんどん君の体温が下がって。
……ほんとに、死ぬんだと思ったよ。」
大粒の涙がイッテツの頬に流れる。
リトは何も言えずに俯いた。
「もし、今後こんな無茶するなら、俺は残機を全部使って君の前で死ぬ。」
「……は?」
予想もしない言葉に彼の方を見た。
涙を流しながらも、凛々しい表情だった。
「んなこと…冗談でも言うなよテツ。
お前、そんな事言う奴じゃねぇだろ、おい。」
「君も敵にやられて死にかける奴じゃないだろ!!!!」
ビリビリと病室に怒声が巡り、思わず肩が揺れる。ポカンとしたリトなんて気にも留めない。
「いいか、俺たちはヒーローだ!!
“らしくない”ことなんてするべきじゃない!!
だからあんたは倒れる訳にはいかないんだよ!!!」
「…そんなの、無理に決まって……」
「だからヒーローがいるんだろ!?
なぁ宇佐美リト、お前のヒーローは誰だ!?」
イッテツの怒声に面食らったような顔をして、ぽつと呟く。
「Oriensと…Dytica、Krisis…の、みんな。」
「…倒れないために、俺たちがいるんだよ。
リトくん、今度は絶対に、絶対、俺たちを呼んでよ。一人で倒そうなんて思わないで。」
涙はもう見えなかった。
ふ、とどこか悲しそうに微笑んだかと思えばそう言われ、何も言えなくなる。
確かに、元はと言えば自分の過失で倒れた。
あの時誰か援護を呼べば、倒れずに済んだというのに。
テツは分かっていたのだろうか。
「……ごめん。」
「違うよ。 ごめんじゃなくて、ありがとうだよ。 」
「………ありがとう。」
「そう!… へへ、やっぱりリトくんは笑ってる方がいいね。」
「wwwそう?」
「当たり前じゃん!」
いつもの子どもらしい理屈を捏ねるイッテツに戻った。愛嬌満載の笑みでリトの一番近くにあった椅子に座る。
そこで丁度ウェンとマナが戻ってきた。
マナは一応涙が止まっている。
「よっすぅ、説教終わった?」
「うん。ありがとうウェンくん!」
「いいって事よー!
で、リト?今後はどうすんの?」
「説教されたんやで、分かっとるよな?」
ニヤニヤと笑ってこちらに聞いてくる。
あぁあれは、イッテツだけじゃない。マナもウェンも同じことを思っていたのだろう。
それを代表してイッテツに言ってもらったのであって、根本的な意見はOriensみんな同じ。
『ピンチの時は仲間を呼ぶ』。
今回の一件で身に染みた。
「…ピンチの時は、ヒーローを呼ぶ。」
「おっ、分かってんじゃんリトセク!」
「そうそう、ヒーロー兼仲間の俺らを呼ぶんやで!」
満面の笑みで3人がリトを見る。
それを見てリトも笑った。
とそこで、病室の扉が勢いよく開いた。
「はーいOriensの方々〜!
いい雰囲気の中失礼しまぁーす。」
「ぼくらもお前に言いたいこと山ほどあんねん!」
「テツの報告受けて真っ先に駆けつけたのは誰でしょうか?」
「救急隊をいち早く取り付けたのは、誰でしょうかー?」
特徴的な紫の長髪、忍者を思い出させる装束、それと刀を腰に構えた白狼と、機械的なオトモを連れた人物。
星導、カゲツ、小柳、ライの4人で形成されるヒーローチーム、Dyticaである。
「えっ何、説教あれで終わりじゃなかったの?」
「んな訳ないじゃん??
“Oriensの”説教は終わっただろうけどね!」
どこか腹黒い笑みを浮かべているライに、思わず顔が引き攣る。
「じゃあリトをお借りしまーす。」
「はいどーぞ。」
「程々にね!?」
「テツ甘いって、1回ガツンと言わないと!」
「待っ、」
ガチャン
病室の扉が無情にも閉まった。
途端、全員の猛攻撃を受けたのは言うまでもないだろう。
らんるん
50
#イラスト部屋
ろい ,
112
#にじさんじGL
鰻さん。
24
コメント
1件
りりさん、第2話読ませていただきました! イッテツの「次その人に触るなら、♡♡♡」から始まる怒りと、病室での「残機を全部使って君の前で死ぬ」って言葉、すごく刺さりました。自分の命を差し出す覚悟で仲間を守ろうとする姿に胸が熱くなりました。 最後のDyticaの乱入で「あれで終わりじゃなかったの?」ってリトの顔が引き攣る感じ、チームの温かさが伝わってきてほっこりしました。続きが気になります!