テラーノベル
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う〜ん、、、暇ー
おどろく暇ー
絵も飽きた
お人形さん遊びも飽きた!
しぇいどさんも忙しいし!
おどろくの護衛とはいいながらも、外でないから関係ないし!
さもにーからは絶対外行っちゃダメって言われてるし!
うーーーーーーん
この生活になってもうそろそろ2年。
中で遊ぶことも好きだが自分の中でなにか限界をかんじている。
コンコンと扉を叩く音がする
「おどろくさん」
久々にうたえもんの声を聞いた。
「うたえもん!!うたえもん!!」
ガチャリと扉が空いてこちらの方に入ってくる
「ちょっ!?おどろくさん!?」
「うたえもん!!」
本当に嬉しかった。
最後見た時より遥かに背丈が伸びている。
もしかしてさもにーよりも身長高い?
さもにーも身長伸びてるし、男の子ってそんなもんなのかな??
もしかしておどろくも身長いっぱい伸びてる??
ってかうたえもんお目目のした黒いよ?大丈夫かな?
「おどろくさん。明日凸さんたち帰ってくるって。」
「ほんと!!ほんとにほんとに??」
「うん。もうしばらくは、、、外には出られないだろうけど、凸さん帰ってくるならつまんなくないでしょ?」
「うん!!凸にー遊んでくれる??」
「もしかしたら最初の方は疲れて遊んでくれないかもだけど、きっと遊んでくれるよ」
「疲れてるんならおどろくが看病するのだ!!」
そう言ってうたえもんが笑う
久々にうたえもんの笑った顔を見た
「久々にこんなに笑ったよ」
「おどろく変なこと言った?」
「言ってないけど、ほら、なんていうか、、、優しいなって」
なんかうたえもんそんなこと言うような人だったっけ?
、、、きっと疲れてるんだ!
「うたえもんじゃあ今日休も??」
「そうは言ってもまだ仕事あるからね?僕」
「けどけど!!」
「ダメですよ、おどろくさんうたいさん一応お仕事時間なんですから」
「え〜」
そういいながら、おどろくとしぇいどさんの分のおやつを持っておどろくの部屋に入ってくる
「プリン!!!!うたえもんも食べよ!?」
「あっ、、、うたいさんの分もうお部屋に持ってっちゃいました、、、、」
「そっか。じゃあそっち戻ろうかな。」
「え〜うたえもんまだまだお話しようなのだ〜!」
「、、、、ごめんねおどろくさん。」
そう若干しゃがんでおどろくと目を合わせてそう伝えてくる。
、、、、
うたえもんきっと困っちゃってるんだ、、、
おどろくがわがまま言ってるから、、、
「おどろくもごめんなさいなのだ、、、、」
うたえもんが一瞬ハッとした顔になったあと切なそうな表情でおどろくのことを見る
「それじゃあ、、、おどろくさん」
そう言って、パタリと扉が閉まる
「、、、、お茶にしましょうか、、、おどろくさん」
「うん」
今日食べたプリンの味はあまり分からなかった。
コメント
2件
おぉ…!優しい