「なあ、少し聞きてえことあんだけど」
『断る』
「ちょっと?」
開始早々、質問を拒否される俺
流石に酷くないかと、反射的に声が出てしまった
「まーて待て待て、まだ質問の内容言ってないだろ。せめて、少しくらい聞くとか……」
『断る』
「それしか言えねーのか、テメェは」
まるで同じ言葉を繰り返す、ロボットかのように此奴は俺の質問を拒否する
「……お前の好きなアイスを奢るって言(((
『良いだろう、早く質問をしろ』
「テメェ」
さては此奴、これが狙いだったのか?
と言わんばかりの、食い気味な許可の声
腹は立つが、ここで怒れば折角貰った許可が
水に溶けた泡のようになくなってしまうだろう
「じゃあ、質問すっぞ」
『どんとこい、あ、あとアイスはハー◯◯ダッツな?』
「お前マジで、はぁ……わーったわーった、てことで質問な」
「お前、人間じゃないよな?」