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「どうかしました?黒尾さん」

黒「あ、わりいな」

「別にいいですけど」

黒「その、大丈夫か」

「何がですか…主語を述べてくださいよ」

黒「昼間…おが寝てる時、スマホの画面見えちまってよ」

黒「お母さんから兄と話してみなさい、って書いてあって」

「あぁ…」

黒「あの話聞いたからよ…どうすんだ?」

「どうって言われても…笑」

「そんなの、わからないんですよ」

黒「…」

「私が何をされたのか、どれだけ傷ついたか言ったって」

「あの人たちが私側につくわけがない」

黒「っ、」

「だからってずっと逃げてても苦しいだけ…」

「普通、言います?兄と話しなさい、って」

黒「言わねえ」

「ですよね?改めて思いました、愛されて無かったって」

黒「ーっ、」

「黒尾先輩、私どうしたらいいですか?」

「どうするのが私の正しい行動?言葉?」

「教えてください…っ!」

黒「大丈夫だっ、いや、大丈夫じゃねえけど、!」

黒「俺に頼るくらい…してくれよ…」

「頼るってなにを…」

黒「……」

「わかんないんじゃん…」

黒「ごめん…」

「いいですよ…別に笑」

黒「やっぱ顔可愛いな」

「性格は?」

黒「ファラオ」

「あ」

黒「ファラオ」

「やめてください!」

黒「ファラオを馬鹿にするな!だっけ…?」

「〜〜っ!!やめてってばー!!!」

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