「シェリーお願いします」
僕が頼むと
目を少しこちらに向け
〈かしこまりました〉
とbartenderが作り出した
ナムジュナも眉をピクッとさせて
僕を見てきた
僕はジーッと手元だけを見た
〈シェリーになります〉
僕がシェリーを口にして
ナムジュナの方を見た
『ホソガ?…』
問いかけるように
僕を真っ直ぐ見つめてくる
答えるように
「ナムジュナ…」
と小さく吐いた
するとナムジュナは
席から立ち上がり
『お会計を』
と言った
僕もお財布を出そうとすると
ナムジュナに手を掴まれて
“いいから”と言うような目をされた
お会計を済ませ
ほろ酔い気分のフワフワした足取りで
ナムジュナと並んで歩く
足を止めた先は
大人のHotel
ナムジュナはもう一度
『ホソガ?』
と聞いてきた
でも僕は
中に足を進めた
受付に行くと
ナムジュナが
『1番高い部屋で』
と言った
僕が周りを見回すと
女性から男性まで
そういう雰囲気を醸し出していた
数人の男性に見られた
すると
ナムジュナが受付の人と話したまま
僕の腰に腕を回して
抱き寄せた
渡された鍵を持って
エレベーターに乗り
部屋に入る
やっぱりそういう場所のため
ライトの感じや
部屋に用意されている物が
大人な雰囲気を表している
僕は疲れた体を癒すべく
ベッドに倒れ込んだ
一方
ナムジュナはベッドの前で立っている
僕の方を見て
『本当に…良いのか?…』
少し躊躇いの目を向けてくるナムジュナ
こんな事しちゃいけないって分かってる
ナムジュナの好意が向けられてない事も
それでも僕は…
僕はナムジュナの胸元のネクタイを掴んで
引き寄せ
ベッドで膝立ちをして
ナムジュナの首に手を回し
「僕をぐちゃぐちゃにして?
ナムジュナで僕をいっぱいにして?
ナムジュナ以外考えられないようにして…」
誘うように言った
シェリーのカクテル言葉は…
あなたに全て捧げます
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シェリー…今夜はあなたに全てを捧げます
コメント
2件
なにいいい!?!?次回そーゆーのですか、、!?💗(違ってたら自分を叩きたい) ホソクさんもナムさんも、、なんかこう、まだ分からないけど、雰囲気にのまれ?みたいな感じでここまで来てるのかと思うと、尊さと悲しさで感情ごっちゃごちゃですW 次回も楽しみに待ってます!