TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

Forever

一覧ページ

「Forever」のメインビジュアル

Forever

5 - 懐旧の友・過去

♥

1,015

2025年05月05日

シェアするシェアする
報告する

bigbang

↳懐旧の友・過去……懐旧(かいきゅう)


懐旧が分からない方へ〜

↳文字通り、昔の事を懐かしく思い出す。 という意味を持った言葉。


じゃあ懐旧の友って?

↳過去の友人・旧友という意味合い。

例えば!

・昔の友達の思い出を思い出す…。懐かしい…

・昔の友達にまた会いたい…。


などなど…。





今回は本当に面白くない!+長すぎる!


タプさん誰に対してでも敬語を使うらしいですが、雰囲気を壊してしまうので自分なりの口調に変えてます…。



+最初の方は少し重め?かもしれません。





























‼️ジヨン視点‼️

























































🔝「ジヨン、待ってた。」


🐲「….」


僕は未だに体が動かない。


ヒョンが…ヒョンが目の前にいる…。


どうにも信じられない光景だった。


🔝「ジヨン?」


ヒョンが心配そうに僕を見つめる。


大丈夫。だと言いたいのに、


今すぐヒョンを抱きしめたいのに。


喉の奥が突っかかって話す事さえ許されない。


僕は涙が溢れ出た。


ごめん、ごめん。


ごめんなさい…本当に…ごめんなさい。


🐲「….ッ…」


🔝「……ジヨン…本当にどうしたんだ?」


ヒョンが僕の方に向かって近付いてくる。




そして僕の体を抱き寄せ、背中を擦ってきた。


余計に涙が溢れ出る。


でも、 ヒョンはとても暖かくて家族のような安心感があった。


呼吸も落ち着き、僕はゆっくりと話す。


🐲「ヒョ…ン。」


🔝「無理に話さなくていい…」


ヒョンはそう言って、僕に肩を貸してくれた。


そして僕を席まで運んでくれた。


その後ヒョンは反対側の席に座り、僕の様子を伺っていた。


🐲「あり…がとう」


僕はつい下を向いてしまった。


こんな僕が情けないななんて思った。


🔝「礼は良いよ。」


僕が顔を上げると、ヒョンが微かに笑っている。


🐲「…ヒョン…」


僕はまだまともに喋れなかった。


🔝「気が落ち着いてからで良い。コーヒーを取ってくるよ。ミルクコーヒー、だっけ?」


僕はその言葉に頷いた。


僕がミルクコーヒーが好きなことをまだ覚えてくれていたなんて思った。


今はホットコーヒーが好きなんだけれどね。


ヒョンは下の階へとコーヒーを取りに行き、僕は一人だけになった。


🐲「…」


僕は頭が真っ白で、何をどう話そうか考えられなかった。


でも僕は先程のヒョンに違和感があった。


🐲(さっきのたっぴょん、寂しそうな顔をしてたな。)


そう、何故かヒョンは僕を懐かしく思うような目で僕を見つめてきたからだった。


何故かは分からない。


なんて、僕はヒョンに対する事を考えていた。


そうすると、階段からヒョンが登ってくる音がした。


僕は階段の方を向き、ヒョンをじっと待った。


するとヒョンが来て、僕にこう言ってきた。


🔝「ジヨン、お待たせ。」


🐲「….ありがとう、たっぴょん。」


久々に名前を呼んだ気がした。


🔝「…懐かしい。」


ヒョンは微笑を浮かべた。


ヒョンは持っていたカップを僕の前に差し出し、話しかけてきた。


🔝「…この前のライブ、ちゃんと見たよ。」


僕は驚いた。


まさか見てくれていただなんて。


🐲「…」


嬉しいけれど、何かが切なかった。


🔝「とても良かった」




🔝「ずっと応援してる。」


🐲「あ、ありがとう…」






























ずっと…応援してる…?































本来ならば































ヒョンも応援されるべき存在なのに。




























なんて思った。


































🔝「ジヨン?」


🐲「ごめんごめん。」


いつの間にか僕は普通に話せるようになっていた。


🔝「それなら良かった。最近忙しくて疲れが溜まってるんじゃ?」


🐲「…別にそうでもないかな。メンバーのみんながいるし。」


僕がそう言うと、ヒョンは安心したのか、先程のような硬い笑顔ではなくなっていた。


ふと僕は思い出した。


🐲「そうだ、ヒョン…。これ」


僕がテソンからもらった物をポケットから取り出し、ヒョンに見せた。


それを見たヒョンは目を見開いた。


🐲「何かはわからないけど…テソンが…」


僕が言いかけたとき、ヒョンが僕の手からそれを取った。


🐲「どうしたの…?」


ヒョンは首を横に振って、僕の手に戻した。


🔝「…なにもない。」


🔝「メンバーは元気にしてる?」


ヒョンは話題を変え、僕に問いかけてきた。


🐲「もちろ…」


その時、一階から誰かの声がした。


「〜オッパ!!」


僕とヒョンはすぐに察した。


サセンだ。


カフェから離れなければいけなかった。


でも僕は帽子以外身を隠すものがなかった。


すると、ヒョンは自分の着ていたコートを脱ぎ、僕に被せてきた。


そしてヒョンは静かに。と手で合図してきた。


僕はそれに従い、ヒョンの横にひっついた。


それと同時に、下の階段から誰かが上がってくる音がした。


👤「ジヨンオッパ!タプオッパ!」


予想通り、サセンが来た。


いつの間に僕達の行動を見張っていたのだろうか…。


僕達に向かってサセンが話しかけてきた。


👤「タプオッパ!ジヨンオッパは?」


🔝「ジヨンはいない。俺一人だ。」


そう言って、ヒョンは僕の事を庇ってくれた。


だが、サセンはこう言った。


👤「タプオッパ、その横にいるのは?」


🔝「俺の彼女だが。」


僕は衝撃を受けた。


でもそうするしか手が無かったのだろう。


いや、友達だーとか、マネージャーだーとか、他にも沢山あっただろうに。


🐲「….」


🔝「そこを通らせてもらえるかな?急いでるんだ。」


👤「オッパ!待ってください!その前に、サインを」


🔝「….」


いきなりヒョンが黙った。


何かサセンがいけないワードを言ってしまったのだろうか?


僕にはよく分からなかった。


ヒョンは手短にサインを終わらせ、すぐに外へ出た。














—外—


🔝「ごめん、乱暴だったね。」


🐲「だ、大丈夫。その、ありがとう」


僕がそう言うと、ヒョンはなぜか肩で少し笑った。


🔝「こちらこそ」


人気が無いところに行き、僕達は見つめ合う。


どうにも気まずい空気でじっとしていられなかった。


ここで話すのもアレだし、僕の家に呼ぶのも、メンバーがいるし…


いや、聞いてみる価値はある。


勇気を出して僕はヒョンに話そうとした。


🔝🐲「そうだ、」


まさかの話すタイミングが被ってしまった。


🐲「ヒョンからで…」


🔝「…俺の家に来る?」


と、先に提案してくれた。


🐲「え、本当!?」


🔝「うん、本当。」


ヒョンの家なんて、いつぶりなんだろう…






























—ヒョンの家—


🐲「急にお邪魔してごめんね」


僕は先に謝った。


🔝「大丈夫。そこに座ってて。」


🐲「あ、うん。分かった。」


ヒョンの言葉に甘えて、僕はソファーに腰を掛けた。


するとヒョンは、キッチンの方から僕に話しかけてきた。


🔝「ジヨン、ワインは飲むか?」


🐲「あー…ううん。大丈夫だよ、悪いし。」


🔝「そっか。」


そう返すと、ヒョンは少し下唇を突き出して残念そうにしていた。


そしてヒョンはワインを手にしながら、僕の横に腰掛けた。


ヒョンがワイングラスを口にしようとした時、

僕の手は何故かそれを止めていた。


ヒョンが不思議そうにこちらを見つめる。


🔝「ジヨン?」


🐲「あ、いや…」


🔝「どうした?君も飲む?」


🐲「ううん。ヒョンって、アルコールが入ったら記憶が飛ぶ…から…さ」


僕はそっと止めていた手を下ろし、そう言った。


するとヒョンは恥ずかしそうに笑った。


🔝「まさか、弟に止められるなんて。」














































—2:24—


僕は先にお風呂に入らせてもらった。


そしてヒョンは僕の後にお風呂に入った。


…その間、ずっと天井を見つめていた。


僕は一人になると考え込んでしまう。


そのため、今にも泣き出しそうだ。


昔のヒョンを思い出す…。





























—過去—


🐲「たっぴょーん!?どこいったのー!?」


🐲「もー…ご飯冷めちゃう…よ」


グス、グスッ…


🐲「たっぴょん?中で何してるの?」


🐲(泣いてる….?)


🐲「…返事がないなら開ける…よ」


ガチャ


🐲「た、たっぴょん!?どうしたの!?」


🔝「ジヨン…ごめん。こんな姿、見せたくなかった。」


🐲「…そんなことより…どうしたの」


🔝「俺、bigbangを脱退する…」


🐲「え……?」


🔝「もう、無理だ。耐えられない。」


🐲「………本気、なの?」


🔝「….うん。」


🐲「わかっ、分かった。」


🔝「ジヨンまで…泣くなよ。」


🐲「社長とメンバーにも伝えるから….契約解除する日はまた…相談してきて…」


🔝「ありがとう…。」


🐲「ゆっくり休んでね、”ヒョン”。」


🐲「失礼…しました。」




🐲「部屋に…戻るか。」


その日、


膝から崩れ落ち、声がかれるくらい泣いた。














🐲「…大好きだった。」

































なんて苦い思い出だった。


ヒョンがあんなにも苦しそうにしていたのは

衝撃で、僕は何も出来なかった。


あの時、僕がヒョンを止めていれば…



🔝「ジヨン、出たぞ。」


🐲「あ、たっぴょん。おかえり」


🔝「また考え事か?」


そう言いながらヒョンは寝る支度をしていた。


🐲「うん」


質問に答えると、ヒョンがふっと鼻で笑った。


🔝「ジヨンらしいな。」


…僕らしい?…


言葉の意味が理解出来なかった。


🔝「ジヨン、一緒に寝るか?」


そう言って僕の方を見つめてきた。


🐲「うん、寝る…眠いし。」


僕はそう言ったけれど、正直のところは

これ以上考え込みたくなかったためだった。


🔝「ん、分かった。」


ヒョンがそう言って、寝室まで案内してくれた。


🐲「本当にいい?」


🔝「気にしなくていいから」


ヒョンはそう言ってくれた。


🐲「…ありがとう。」


僕は礼を言って、ベッドに身を預ける。


その後、ヒョンもベッドに座り込んだ。


🐲「ヒョン、寝ないの?」


🔝「ジヨンが寝てから寝るよ。」


🐲「…なんで?」


🔝「確認しなきゃいけないから」


何を…だろう。


僕は聞こうとしたが、躊躇った。


あんまり聞かないほうがいいのかも。


🐲「わかった、おやすみ。たっぴょん。」


🔝「うん、おやすみ。ジヨン。」









































僕は寝つけなくて壁を見つめていると、

ひとつヒョンに対する疑問が浮かんだ。



































🐲(__________________。 )


































その途端、いきなり視界が暗くなった。




































そしてどこか心地が良い気がした…。




























































































初めての5000文字超え…。


これはこれで長々と書きすぎちゃいましたね。




今日の夜タプ視点を投稿するつもりです😿


見ていただけると幸いです!


そしていつもいいねをして下さってる方、

ありがとうございます!!!💗


次回は、


話の続編ではなくタプ視点~。

(題名未定)


この作品はいかがでしたか?

1,015

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚