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愛重め。BADEND⚠️注意⚠️
再教育(リプログラム)の檻
「……ねえ、佐久間くん。さっき、ほんの一瞬だけ窓の外を見ようとしたでしょ?」
目黒の声は冷ややかで、けれど底知れない執着に満ちている。ソファに座る目黒の足元で、佐久間はガタガタと震えながら首を振った。
目黒(Dom)「まだ『外』に未練があるなら、徹底的に教え直さないとね。……佐久間くん。【Command:Forget your name】(自分の名前を忘れろ)」
佐久間(Sub)「……えっ……? あ、あぁ……っ……!」
佐久間の脳内を、目黒の鋭い声が侵食する。今まで慣れ親しんだ「佐久間大介」という名前が、砂のように崩れ落ちていく。
目黒(Dom)「君に名前なんていらない。君を呼ぶのは俺だけなんだから。……いい? 【Command:You are my toy】(お前は俺の玩具だ)」
佐久間(Sub)「……俺は……蓮の……おもちゃ……。なまえ、ない……」
佐久間の瞳から、知性の光がふっと消える。Subの本能が、Domの言葉を唯一の真実として受け入れていく。目黒は満足げに、佐久間の顎を指先でクイッと持ち上げた。
目黒(Dom)「そうだよ。……じゃあ、次は感情の教育。俺がいない時に寂しいなんて思わなくていい。俺のことを考える時だけ、幸せを感じるように。【Command:Feel pleasure only through my voice】(俺の声だけで悦べ)」
佐久間(Sub)「……っ! はぁ、はぁ……っ……! 蓮……、蓮の声……すごい……熱い……っ」
ただ声をかけられただけで、佐久間の身体は電流が走ったように跳ね、頬が赤く染まる。
思考能力を奪われ、感覚さえも目黒に支配されていく。
目黒(Dom)「いい子だね。……じゃあ、仕上げ。君の心の中に、俺以外の居場所なんて一つも残さない。【Command:Erase all memories before me】(俺と出会う前の記憶をすべて消せ)」
佐久間(Sub)「……あ、あ、ああああ……っ!!」
佐久間は頭を抱え、悶絶するようにシーツに顔を
埋めた。楽しかった思い出も、仲間たちの顔も、すべてが目黒の黒い影に飲み込まれていく。
やがて静かになった佐久間が顔を上げると、そこには空っぽで、けれど幸福そうな微笑みが浮かんでいた。
目黒(Dom)「……さあ、教えて。君は誰のもの?」
佐久間(Sub)「……れんの……。……全部、蓮の……。蓮がいなきゃ、俺は……何もない……」
目黒(Dom)「完璧だよ。……愛してるよ、俺だけの『モノ』」
完全に「再教育」 が
完了し、目黒さんなしでは存在すら定義できなくなった佐久間…
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