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わらぐつの中の神様
三
ある大雪の日、村のみんなは編み上がったわらぐつを担いで、町の市場へ売りに行きました。
ほかの娘たちのきれいなわらぐつは、次々と飛ぶように売れていきました。
けれど、おみつさんの不格好なわらぐつだけは、誰も買おうとせず、最後まで残ってしまいました。
夕方になり、寒風が吹きすさぶ中、おみつさんが泣きそうになりながら立っていると、一人の若い大工職人が通りかかりました。
その青年は、おみつさんのわらぐつを手に取ると、裏返したり、引っ張ったりして、じっくりと確かめました。
そして、嬉しそうな顔をして言いました。
「これはすばらしいわらぐつだ。形は不格好だが、とても頑丈で、履く人のことを思って丁寧に編まれている。これなら大雪の現場で仕事をしても、足が冷たくならない。」
青年は、おみつさんの提示した値段よりも高いお金を払って、そのわらぐつを買っていってくれました。
三段落 終わり
コメント
1件
ああ、これすごく好きです……。不格好でも真心がこもったわらぐつを、ちゃんと見抜いてくれた大工職人さんにグッときました。「形より中身」って言葉で言うのは簡単だけど、このエピソードはそれを物語で見せてくれた感じがして、胸がじんわり温かくなりました。おみつさんの努力が報われてよかった…🕯️🤍
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霜月リラ@低浮上
37
naf
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引退時。くわしくは作品へ
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