「それ以上されたら……」
「それ以上されたら……?」
オウム返しのように彼へ尋ねる。
「……耐えられない」
言うなり、彼が身体を反転させ、私を腕にきつく抱き寄せると、
「本当に、悪い子だ。私を、翻弄するなど」
まるで噛みつくように唇を塞いだ。
「あっ……はぁ……」
息継ぎさえままならないような激しさに、口づけから解かれた一瞬に小さく息をつくと、
「口を開けて、もっと」
顎の先が片手で捕まれ、濡れた柔らかな舌が口内へ入り込んだ。
「うっ、ん……」
頬の裏側の粘膜を深く浅くなぶるような舌の触感に、ぶるりと身悶えが起きる。
「も……だ、め」
いやいやと首を振って、彼の腕から逃れようとすると、
「もう、離してやれない……」
ふいに床に膝をついていた私のお尻が抱え上げられて、イスに腰かけた彼の太腿を跨ぐようにして、両脚を広げるかっこうで座らされた。
「……恥ずかしい……こんなの」
「いい子にしておいで……」
甘ったるい囁きとともに、石鹸でぬめる指先が、しっとりと濡れそぼる披膜に挿し入れられる。
「あっ……ん」
二本の指で割り開かれた秘唇からは、石鹸と混じり合った蜜液がねっとりと糸を引いて、
「やぁ……、もう……」
あられもない姿と相まって、羞恥が煽られる。
「……このまま達くといい」
「でも……っ」
「私はいいから。君を、感じさせたい」
「だって、それじゃあ……」
「いいんだ。それにそう何度もは、君も辛くなるだろう?」
私の身体を気遣ってくれてはいるけれど、さっきから下腹部に掛けられたタオル越しに当たるものが感じられていて、彼だって本当は辛いんじゃないかなと、
思い切ってタオルの下から、既に固くなっている肉感を片手の平に包み込んだ。
「あっ……」
「……一緒にが、いいの……」
「君は、私を……っ。ふぅ、くっ……」
ボディーソープが付いたままの手でぬるぬるとくり返し上下させると、彼の声は艶っぽく極まってやがて途切れた──。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!