テラーノベル
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何も変わらない、同じ日々だった。
いつも通りの人と、いつも通りの場所で、いつも通り喋り、いつも通りの生活をする。
そんな変わらない同じ日が繰り返されていた。
たが、その日の『同じ』は少し、
異常だった。
魔「おーい!霊夢ー!遊びに来たぜ!」
霊「あぁ、魔理沙じゃない、なんにもない場所だけど、賽銭箱ならあるから、歓迎するわ。」
魔「お前はどれだけ、金に貪欲なんだよ…」
霊「無いものを縋ってるだけよ。」
私の名は博麗 霊夢。
この世界、幻想郷で白麗の巫女という、言わば結界の管理者という人間だ。
まぁ、実際の管理は全て、気分屋妖怪が式神に役目を放り投げて、させてるんだけどね…
そして、目の前の子は霧雨 魔理沙。
自称、普通の魔法使い。
自信家で、陽キャの魔法が使える人間、
影の努力家で、私の友達というポジション。
嘘つきで泥棒ってとこさえ除けば、悪い奴ではない。
まったく、私は一体誰に説明してるのやら…
まぁ、そんな感じで、いつも通り魔理沙が私の横に座り、くだらないことを話す。
パチュリーから本を盗んだ。とか、
また閻魔様にご説教喰らった。とか、
アリス達とお茶会をした。とか、
本当にくだらない日常を私に話す。
私はこのくだらない話が好きだった。
私は私の神社、博麗神社に毎日居て、何もせず、いつもを終えていたから、こんなくだらない話がたまらなく好きだった。
そうして、魔理沙とくだらない話をし合っていると、意外!という程ではないが、珍しいやつが来た。
レ「はぁい、霊夢、魔理沙、元気かしら?」
紅魔館の当主、レミリア・スカーレットだ。
彼女はこの幻想郷で、初めて異変を起こした者で、吸血鬼である。
力的には、人間なんて比じゃないくらい強いが、この世界は何事にも、弾幕ごっこという、ゲームで決めるので、無事、私に負けて異変も失敗で終わった。
まぁ、この幻想郷は、異変を起こした奴は、恐れられ、距離を取られるなんてことは無く。
どんなに怖くても、宴会で盃を交わせば、仲間という場所なのだ。
だから、彼女も当たり前のように、異変を止めた人間の元に、殺意無しで遊びに来ている。
魔「おぉ!レミリア、今日は1人か?いつも日傘はメイドの咲夜に差させていたじゃないか?」
レ「咲夜は花瓶を割った妖精メイドの説教中なの、それにこのくらいは一人でやっとかないとね。」
霊「はぁー、紅魔館も平和ね、最近は異変も起きないし、正直暇なのよね。」
レ「平和なのは良いことよ?いつも通り過ごせば良いの。お茶でも貰えるかしら?」
魔「おっ!それ良いな、私にもお茶くれよ。霊夢のとこで1番高いやつ。」
人の家(神社)で偉そうに…
まぁ、こいつらはいつもそうだし、今更か。
霊「ハイハイ分かったわよ。持ってくるから少し待ってなさい。1人1円ね。」
魔「まさかの有料かよ…」
レ「しかも鬼高いわね。」
霊「半分冗談よ。お金も少ししか要求しないからそこで大人しく待ってなさい。」
魔「いやっ!要求はすんのかよ!?」
レ「博麗神社の金欠巫女とはこの事ね…」
そんなこんなで、全員でお茶(有料)をしていると、思いもよらない自体が起こった。
???「あの…すいません…」
霊「ん?」
急な声が聞こえ、そっちに振り返ると、そこには見たことの無い白髪の少女が立っていた。
魔「お?お前さん、初めて見る顔だな。まさか、いわゆる幻想郷の新参者だな?」
???「は…はい。その通りです。」
レ「それじゃあ、まず名前を聞こうかしら、こっちは、赤いのが霊夢、黄色いのが魔理沙でこのカリスマ感溢れる私がレミリアよ。」
魔「どっちかって言うと、カリチュマだよな。」
霊「私もそう思うわ。」
レ「外野は黙ってなさい!」
レ「フゥ、それで、あなた、名前は?」
???「私は、『神月リア』(しんづき りあ)です。」
魔「ほう、なんか神みたいな名前だな。」
霊「あなた、外の世界に帰りたいの?」
レ「それとも、ここで暮らすのもありよ?」
ここに迷い込んだ者は3種類の未来がある。
1つ目は外の世界に帰る。
2つ目は幻想郷に住む。
3つ目は選択の余地なく、妖怪の餌になる。
このどれかだろう。
さてっ、運良くここに来れたなら、
選択肢は2つ。
どっちにするのかしら?
リ「それじゃあ…帰りたいです。」
魔「妥当だな、ここは危険すぎる。」
そう、さっきも言ったが、ここ幻想郷は妖怪など危険なことが多すぎる。
帰る場所があるなら素直に帰るのが正しいだろう。
霊「それじゃあ、こっちに来なさい。帰してあげるわ。」
リ「ありがとうございます!」
そうして、神社に入れる。
この中に入れば、大体の人間は元の世界で目が覚めるのだ。
なのに…
霊「なんで、元の世界に戻らないの…」
今回は一筋縄では行かないようだ。
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