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イタちゃん、ロマ×アーサーです
「アーサーはなんでも似合うね〜、あ、これもいいんじゃない?ここのデザインとかオシャレだよ〜!」
「ふん、まぁアーサーは素材がいいからな…そのシャツならこのパンツが合うと思うぞ」
「おぉ!兄ちゃんさすがぁ!」
…何だこの状況。
いや…え?おかしいだろどう考えても。こいつら俺の事嫌いじゃなかったのか?なんでおれの服買いに来てんだよ。
「ねね、アーサーこんなのでどうかな?結構いいと思うんだけど…」
「どうだ?アーサー。」
「え、ぁ、いいんじゃないか?やっぱりお前らセンスあるな。」
いやほんとにセンスありすぎだ。
てかなんで俺のサイズとか好み知ってんだよこえーよ。
「やったぁ!じゃ、これで決まりだね。これ着て今から俺たちとデートしようよ。」
「は?」
「バカ弟にしてはいい案じゃねーか。金は俺らが出すんで着てきてください。」
「いや、申し訳な」
「いいからいいから〜!」
「えっ、ちょ、押すなって!無理やり更衣室にいれようとすんな!!!」
…結局着替えたし払ってもらった。申し訳ねぇ…
「ど、どうだ…?着てみたが」
「すっごい似合ってる!王子様見たーい!」
「当たり前だろバカ弟」
「そ、そうか..?」
な、なんか照れくさいな…
「とりあえず昼食おうぜ」
「ぁ、そうだな、どこにす」
「あ〜!ここの料理すっごく美味しいんだよ!俺ここの常連なんだー!」
「あ、ここヘタスタで見た事あんぞこのやろー」
「ここ行こうよー!ね!」
「アーサーはここでいいのか?」
「ん、いいぞ。」
「やった〜!せっかくだからテラス席にしよーよ!」
「そうだな」
「ねね、アーサーって恋人いるの?」
「は?」
「おいバカ弟!なんてこと聞いてんだこのやろー!!」
「ええっ?!だ、だって兄ちゃんも気になるでしょ?!」
「うっ…」
「でっ、いるの?」
「ぇあ、いないが…」
なん…は?なんで急に…
俺の恋愛事情なんで知ったところで…
「んー…じゃあすきなひとは?」
「いねぇよ」
「よかったぁ!」
「は?」
「…??? 」
なにがよかっ…こいつは何を言ってんだ???さっきから。
「おいバカ弟。良かったってなんだよ」
「え?そのまんまの意味だよー!アーサーに好きな人がいなくて良かったって意味!だって狙いやすいでしょ?」
狙いやすい…なにをだ?
「だって俺アーサーのことそーいう意味で大好きだもん!」
「…は?」
「はぁ?!」
何を言ってるんだこいつは。とうとう脳みそまでパスタとピッツァになったのか??
「んだコノヤロー!だいたい抜けがけ…っは」
「ええっ!兄ちゃんもアーサーのこと好きなの?!」
「は? 」
「なんだよ悪いかコンチクショーめ!」
「???」
「いやぁ、俺らこれからライバルだね〜!悪いけど俺本気で奪いに行くからね。」
「ふんっ。それはこっちのセリフだバカ弟。」
「へぇ。ま、お互いがんばろうね?」
「当たり前だ」
…話についていけないんだが。俺を置いて話すな。ばか。(不憫)
山なし落ちなし意味なしでむり爆笑