テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


「」⋯🦉🎻

『』⋯♦️☕️


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


6月の雨はしつこい。

放課後の昇降口、俺は傘立ての前で立ち尽くしていた。


「…ない」


朝は確かにあったはずの黒い傘が消えていた。


誰かが間違えて持っていったんだろう。よくあることだ。


図書館で時間を潰す気にもなれず、雨の中を走って帰る覚悟を決めた。


『あれ?セラお、傘忘れたん?』


突然現れたのは雲雀だった。


「いや、忘れてない。なくなっただけ」

『そっか、じゃあ一緒に入る?』


雲雀は自分の傘をパッと広げて、にこっと笑った。


「え…?いや、でも…」

『どうせ方向、途中まで一緒やろ?』

『えいっ、決定〜!』


強引に傘の下に引き込まれた。


密着する俺の肩と雲雀の肩。


近すぎる距離に、俺の心臓がうるさいくらいに騒ぎ出す。


「雲雀…濡れるじゃん…」

『確かにな〜、もうちょっと近づいてほしいかも』

「…バカ」

『バカでも、セラおのことが好きやから仕方ないね』


好き、と言われて俺は顔を伏せた。


俺の耳には、雨音より心臓の音の方が大きく響いていた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


帰りの途中。

信号で立ち止まったとき、雲雀がふいに聞いてきた。


『なぁ、俺と付き合ってみらん?』

「…え?」

『俺、セラおのことちゃんと好き』

『最初はただ気になるくらいやったけど、毎日見てるうちに目が離せんくなった』


信号が青に変わっても、俺は動けなかった。


「…ほんとに?」

『うん。俺、嘘付かんよ』


俺はゆっくりと頷いた。


「…じゃあ、うん。」

「付き合ってみても…いいよ」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


次の日の朝、俺は新品の傘を持って登校した。


雲雀が『俺の傘いらないじゃん!』と拗ねた顔をしたのが、ちょっとだけ可愛くて、思わず笑ってしまった。


梅雨はまだ続くけど、傘の中にはずっと2人の世界が広がっていた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


季節外れですみませんん…

ハート、コメント、マイリスト登録待ってます!

それでは!




この作品はいかがでしたか?

64

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚