スランプな気がする
更新するための過去作
なんか…リクエスト分おわったら投稿やめてもいいかなって思い始めたのでリクエスト一旦中止します!!!
「これ、いやその可愛いな〜って思った時に、ぺこマリぽいって思っちゃって……」
そうマリンが渡してきたのは、水色と赤色のチェック柄の2枚のハンカチ。
赤色を自分の手の中に、水色側を差し出しながら、少し遠慮がちに渡してくるからぺこーらもそれを断ることもできず、渋々受け取るしかできない。
「あっ、嫌だったら返してもらってもいいからね!!お揃いなんてぺこらは苦手だと思うし…」
ぺこーらは確かにお揃いとか、人と同じものを持つ事は少ない。
基本的には、ウサギ柄や水色のもの。ぺこーらといえばというものを持っていた。
けれど、目の前の彼女こそ気づいてないが、最近はぺこーらの水色に映える、赤色のものが持ち物に増えていることを自覚している。
その証拠として、ぺこーらの髪には赤色のリボンが。透明なスマホケースにも赤色のステッカーが挟まっていた。
理由は確実に赤色が似合う、彼女__マリンが原因だというのに、全くもってその自覚がなく、ぺこーらの持ち物が赤に染まってきていることにすら気づいている様子はないように見える
「別に嫌ではないぺこよ。じゃあぺこーらもこれ」
ハンカチと引き換えに、と言うわけでもないがマリンに渡すか、渡さないか、だいぶ迷っていたものが丁度よくあったから、これを機に渡してしまおう。という考えだ。
「これは…くまちゃんとうさぎちゃんのぬいぐるみキーホルダーですか?」
「うん。これ、ぺこーら達に似てたから前買っちゃったやつぺこ。ハンカチも貰っちゃったし片方やるぺこよ!」
このキーホルダーはただのクマとウサギではない。
可愛い赤色をしたクマと、綺麗な水色をしたウサギ。まさにぺこーら達2人を連想させるペアで売っていたキーホルダーだった。
「かわいい!!マリンが貰っちゃっていいの?」
「マリン以外に誰がぺこーらと持つんだよ」
「じゃあ、これもお揃いだね」
「そーぺこな」
そういって、赤色のクマの方に伸ばしてきた手を握って、先ほど貰った水色のハンカチを彼女の手に握らせる
その行動にわけがわからないのか一度固まった後、やっぱり迷惑だった?ごめんね。なんて言い出すから、慌ててもう一度、手を握る。
「や、ほんとごめんね。ムリさせるつもりはなかったから!遠慮なく返してくれてうれしいから…!」
「ちげぇぺこ。お揃いを返したつもりはないぺこだよ」
「え?だって…これ、」
「赤色の方、もう一回出して」
「え?これ?」
そう彼女がもう一度取り出した赤色チェック柄のハンカチをもらい、代わりに水色のウサギのぬいぐるみキーホルダーをその手に戻す。
「よし、これでいいぺこ」
「え?そっちは赤色ですよ?」
「知ってる。最近ぺこーら、好きな人によく似てる赤色が好きぺこなんだよね。」
「あ、そーなんだ…?って、好きな人!?いるの!?」
「秘密ぺこ〜!
まあ、だからその、好きな人にもぺこーらの色に染まって欲しいなって思ったからそのハンカチとキーホルダーはマリンにあげるぺっこ〜!!」
そう言い逃げするぺこらの後ろ姿。
彼女の髪色に映える赤色のリボンが揺れて、マリンの瞳に映る。
「え、あ、それってもしかして…………マリンに脈あり?」
そう彼女と同じ色のハンカチとぬいぐるみを抱きしめながら、この気持ちが、想いが勘違いではないことを祈りたいと、水色のピアスを髪の隙間から撫でた。
コメント
4件
とさとさんのぺこマリがちで神だから全部見てる!ていうかホロ百合全部見てる!
最高!もう語彙力が… 元からないけどてかリクエストってまだなにが溜まってんの?