…なんて言っても、どうすればいいのか分かんないけど。
明日、休みだよね
…気晴らしに、遠いところに行こうかな。
『ん…。』
昨晩は机で勉強をしていた為、そのまま突っ伏して寝てしまっていたようだ。
カーテンの間から見える、太陽の明るい光。
それを見て、朝だと実感する。
勉強なんて、傍から見たら真面目に見えるのかな
なんてつまらない事を思いながら、重い足を動かしてリビングに向かう。
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【慧へ】
仕事に行って来ます。
朝御飯は作ってあるから食べてね。
それと、何処かに出掛けるのなら鍵掛けは忘れずに。
今日は帰るのが遅くなるから、夜御飯はスーパーで買ったり、作ったりしてね。
それじゃあ、行って来ます。
お母さんより
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今は8時。
そんな早くから仕事に向かうお母さんは凄いと思う。
今日は土曜日。
土曜授業は無く、普通の生徒なら今日は部活なのだが、私は帰宅部だから休み。
ずっと家に居るのも暇だろう。
せっかくなら何処かに出掛けよう。
だが、その前に支度だ。
普段は入らないが、休みということもあってまずはシャワーを浴びることにした。
シャワーを浴び終わり、タオル1枚という状態で自室に向かう。
平日なら学校がある為、制服で出掛けられるが、今日は休日。
結局服は白いTシャツに黒を基準とし、ラインの入った短パンを着ることにした。
髪を整え、お母さんの作ってくれたおにぎりを平らげ、鍵、スマホ、財布…と必要最低限の物を鞄に入れて、黒いスニーカーを履いて出掛ける。
しっかりと鍵は掛けた為、泥棒が入ることはないだろう。
この日は暑いと言う程晴れていた為、すぐさま家に入りたかったが、しばらくすると風も吹くようになり、ピクニック日和になった為、徒歩で出掛けることにした。
何処に行こうかと考えて居たら、目の前は烏野高校。
何故だろう。
今日は何故だか、バレーを見ても平気な気がした。
気付けば私は、後ろから吹く涼しげな風と共に、烏野高校の校門を越えていた。
コメント
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頑張ってぇぇぇ!!