どうも紫蘇ㄘャンです!
これはknmc右固定/中心の短編集?見たいものにしたいと考えております!
そしてこれは私得のものなので、私が満足したらいいかなっ的な程度なので!
ただ可愛い推しが見たかった、そんな気持ちです…!
knmcの一口が小さかったらのお話です!
rfmoが出てきます!ほのぼのです!
自在する人物を創作した話しなので、無理な方は閉じて下さいね!解像度は低いので絶対違うだろ!な所はあると思いますが暖かい目でよろしくお願いします!
「スタッフさん達から差し入れ貰いました ~ 」
昼食後の何十分かと入れられる自由休憩。その休憩の半分が過ぎた時、少し飲み物を買ってくると言っていたkgmが一つの白い箱を手に持って帰ってきた。
控え室でkgmを待ちながら各々好きな事をやっていた三人は手を止め、何かとその白い箱に視線を差す。
「中身はどうやらシュークリームらしいです。最近できたばかりの人気のシュークリーム専門店で手に入れられたので是非、という事で渡されました」
その箱の詳細を詳しく聞いた三人はあからさまにその顔を輝かせ、kgmに詰め寄る。kgmは呆れながらも三人を押し切り机に置いて、中身を取り出す。
綺麗に透明なフィルムで梱包された四つのシュークリームはそれぞれ違っていた。
一つはメジャーなシンプルシュークリーム。しかしそれでも市販のとは比べ物にならないくらい美味しそうで、カスタードもたっぷり乗っており、上にはシュガーがかかっていた。そして中には苺も。
次に茶色の生地に挟まれたチョコクリームのようで、見るからにチョコシュークリーム。此方も美味しそうである。チョコクリームの上には苺が。
次は抹茶色の生地に生クリーム。言わずもがな抹茶シュークリーム。此方も上にシュガーがかかっており、美味しそうである。
最後に一見至って普通のシュークリームだがクリームが生クリーム、チョコクリームと二種類たっぷり詰められていた。
四人はその美味しそうなシュークリームを見て顔を輝かせる。
「これって人気のシュークリーム専門店じゃないですか!結構並ぶし、開店してすぐ完売するって言われてますよ!」
kidは箱に記される店のロゴを見て驚愕する。
「そうなんや ~ てか皆どれ手に取る?」
そんなkidの説明に感心してるのかしてないのか、fwはそんな一言を吐いて、どれを取るのかとkgmとknmcに促した。kidは「おい」と言うが無視を極める。
「私は余りものを頂きましょうか。どれも美味しいだろうし、余り物でも大丈夫ですよ」
kgmはそう言いknmcに先にどうぞと譲る。しかし、knmcも取るのに少し躊躇していた。はっきり言ってどれも美味しそう。だからどれでも良いし、それに先に取るなんて食べたかったやつ有るのでは?とkidとfwに目線を送る。その視線に気付いたのかfwは
「俺も社長と同じでどれでもええから先に取って良いんよ?」
「kidも同じくですよ!mcさんが食べたいもの選んで下さい!」
「え ~ …でも」
knmcは四つのシュークリームを順番に眺める。みんなが言うようにどれも美味しそう。それはそうなのだろう。しかし、なんと言うか、遠回しに子供扱いされてる気がしていた。うーん、と唸りながら真剣に考えている。そんなknmcを微笑ましそうに見守る大人達。
「……じゃぁ」
そう言って手に取ったのは、最初に紹介したシンプルシュークリームだった。
「ホンマにそれでもええの?他にあるけど」
「ううん、これで良いよ?え?これ食べたかった人いる?」
と、そう聞けば、いやいやと大人達は揃いも揃って横に首を振る。knmcはそれに少し面白く感じて小さい笑いが零れた。
fwはチョコシュークリームをkidは二種類クリームのシュークリームを、kgmは余った抹茶シュークリームをそれぞれ手に取る。
四人揃って頂きますと言い、皆一口食べる。
程よい生地にたっぷりのクリームは口に幸福を運ぶ。四人はあまりの美味しさに頬が落ちそうになる。
「美味 ッ!」
「これめっちゃ美味しいですね!」
「思ったより食べるスピード早くなるかも知れません…!」
「これやったら何個でも食えるかも」
四人は傍から見ても満悦してる様子である。
暫くの間、四人は胃に幸福を運んでいた。しかし、食べ終わればそれも終わる。knmc以外の三人はもう食べ終わっていた。
「いやぁ美味しかったですね、この歳になると…お恥ずかしい事に直ぐ胃もたれになるので…」
「いやいや、社長それは俺も同じやって」
「だとしたらこのシュークリーム凄い食べやすかったですね!」
三人は食べ終えて、互いのシュークリームの良さを語り合っていた。
五分程してkgmは隣に座ってるknmcが後どれほどで食べ終わるのか進捗を見ようと隣に顔を向ける。そこで少し言葉が詰まる。fwもkidも同じようにknmcに顔を向ける。そしてkgmと同じように喋っていた口を止めて、目を見開く。
knmcはと言うと、零さないように慎重におずおずと食べていて、それはまぁ開いた口が塞がらない事に至らない。目を疑っているのはknmcの手に持ってるシュークリームの事だ。
あれから二十分経つか経たないかぐらいの時間を過ごした訳だが、knmcのシュークリームは今やっと半分を超えた状態であった。
「knmcさん…?あの、大丈夫ですか?」
kgmは耐えきれず、そう口を開く。
knmcは食べていたシュークリームを離し、口に残っているのを食べ終え顔を顰める。なんせ大人達に物凄い顔で見られているのだから。
「…なんですか?僕の顔にカスタード付いてる?…って、え?あれ…なんか、食べるの早くない?」
最初こそ大人達が見てくる訳が分からなかったknmcだが、自分の手元と周りを見渡せば違いが一目瞭然。未だ手元に半分のちょっとを食べたシュークリームが。
「すみません…もっと早めに食べますね、撮影もうそろそろでしょ?」
自分が食べてる最中を待ってもらってる事に何処か罪悪感が芽生え、食べるスピードをあげる。
「いえ、別にゆっくり食べても大丈夫ですよ。我々の事は気にせず、それに収録までまだ時間ありますしね」
kgmの言葉にknmcは納得し、それじゃ、と先程と同じスピードで食べ始める。
大人達は高校生に気付かれぬよう静かに悶える。
理由は明白である。最初こそシュークリームの状態に目を疑ったが、見てるとどうやらknmcは男子高校生にしては一口がとても小さい。その上によく噛んで食べるタイプなので時間が掛かるのも納得。
しかし、その行動がなんと言うか、
『ハリネズミとも言えるがハムスターでも言えるな』
kgm、fw、kidは同じ思考をしていた。
コメント
2件
うわ天才だ………好きです(