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うわあ……これ、すごく重くて熱い話だった。最初の「ハグしてあげる」からもう、ハヤトくんの計算し尽くした手綱捌きが見えた気がする。3年かけてじわじわ信頼を積み上げて、最後にあのファミレスの紙 — あそこからの加速度がたまらない。仁人が「トクベツ扱いされてる」と浮かれてる裏で、もうハヤトくんは独占の準備をしてたんだな、と。寝顔を毎日見返してるっていうラストの一文で、愛と支配の境界が溶けてしまう感覚がある。設定の土台がしっかりしてるから、これからの展開が気になる — 続き、絶対読みたい。
初投稿
長いですので時間のある時に。
監禁、依存の要素含まれます。
nmmnを理解できていない方は🔙お願いします。
佐/野勇斗 アイドル(19
吉/田仁人 高校生(16
俺はこの人なら信用できる、と思った人としか話したり絡んだりすることがない。まあ、つまりは陰キャ。趣味や好きなアイドルがいるわけでもない。つまらない人生を送っている。
でもある日、唯一と言ってもいいほど少ない友達の1人にメン地下とやらを勧められた。
「今度一緒に行こう、きっと好きになるから!!」
そんなに言うなら、と一度そいつについて行ってみることにした。まずは全員の顔を見せてもらって会いたい人を決める。
するとやけに目を引く人がいた。
jnt「この人かっこいい…かも……」
「その人はハヤト!かなり人気メン。ファンサも手厚いしはじめましてでもいい対応してくれるんじゃないかな。」
jnt「じゃ、この人に会いたい」
「おっけ。当日会場でな!!」
指定された会場は小さなライブハウス。人も少なくて駆け出しのアイドルって感じ。
ライブが終わり、ついに特典会とやらがはじまる。
「緊張してる?」
jnt「そりゃあ…キラキラしてるアイドルと話してツーショットまで撮るなんて…」
「僕ができてるんだから仁人も大丈夫。」
jnt「うん……」
かなり緊張しながらもハヤトさんがいるブースに入る。
hyt「…はじめましてかな?今日は来てくれてありがとな!」
jnt「は、っはじめまして!!仁人です…」
hyt「はは、緊張してる?ポーズどうする?」
jnt「え、っと…えっと……」
ポーズを指定できるなんて聞いてない。即決できるわけもなくあたふたして色んな人に迷惑をかけている。
hyt「じゃあハグしてあげる」
jnt「は、ハグ…!?」
こんなに接触してもいいのか。結成したばかりのアイドルだからいいの?
恥ずかしい。顔が熱い。心臓がうるさい。今俺はどんな顔をしてる?かっこいいなって思った人にハグされてるなんて…
hyt「また、来てね…と、よし。またな仁人!絶対来いよ!!」
jnt「は、い……」
ハヤトくんに渡されたチェキにはピンク色の雑な文字で日付と”また来てね”というメッセージが書いてあった。その字さえ愛おしいとこ思ってしまった自分が恥ずかしくなる。
「仁人〜!!どうだった?」
jnt「ま、また来たい……ハヤトくんかっこよかった、めっちゃ。ねえどうしたらいい?俺いまめっちゃ恥ずかしい顔してるかも…」
「完全に好きになったね?」
jnt「……アイドルなんて興味なかったのに…」
それからというもの俺は現場に通い続けた。名前も覚えていてくれたし、冗談まで言ってくれるほどになった。
あの日から3年がたった。グループの人気はどんどん上がっていってつい最近メジャーデビューが発表された。
歌番組やバラエティー番組、フェスやイベントのゲスト。色々な場所でグループを見ることが増えていく。
そうなってくると、やっぱりハヤトくんの特典会の列に並ぶ人もたくさん増えてしまい、寂しいような嬉しいような。複雑な気持ちを自分の中で整理することができていなかった。
メジャーデビューが発表されて以来はじめての特典会に足を運ぶ。おれが言える精一杯のおめでとうを言おう。
jnt「ハヤトくん!ほんっとにおめでとう!!」
hyt「お、仁人。今日何周する?」
jnt「え、…あと2回は……?」
せっかくお祝いしたのにすぐ質問を投げかけられて、なんだか腑に落ちない。
hyt「じゃ、3周目の時に黙って手出してね。」
そう小声で伝えられる。なんのことか分からなかったけど黙って頷いた。
そして3周目。スタッフの目を盗んでハヤトくんが黙って小さな紙を渡してくれた。
そして白々しく普通に会話を始める。
hyt「仁人3周目ありがとう。お前がいなかったら絶対ここまでこれなかった。」
jnt「いや、ハヤトくんとみんなが頑張ったんじゃん、!!」
俺はその紙に何が書いてあるのか気になってしょうがなかった。
ハヤトくんとの会話に集中できずにその日の特典会は終了。
会場内を出てそっと紙を開く。そこにはいつも通りの雑なハヤトくんの字で
“18時に駅前のファミレス”
とだけ書いてあった。
これ、繋がりってやつなのか?こんなことしていいのかな。でも特別扱いはされたいし、してくれるなら喜んで行くし…
頭の中で色々な思考がグルグル回る。時間は刻一刻と進み、ついに歩き出さないと場所に間に合わない時間になってしまった。
yukino
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jnt「行く、か……」
もしかしたらもう会いに来ないでと言われるかも。そんなの嫌だよ。俺はハヤトくんがだいすきなのに。
予定通りの時間に着き、ファミレスの前のベンチに座って待っていた時だった。
hyt「仁人。」
後ろから肩をつつかれて振り向くと、そこには私服のハヤトくんが立っていた。
jnt「な、なんでおれを…?」
hyt「後で教えてあげる。仁人、着くまで俺の名前呼ぶなよ?笑」
jnt「着くってどこに…、ちょ!?」
急に俺の腕を掴んでさっさと歩き始める。
少し不安だったけど何故かわくわくしていた。何をしてくれるんだろう。悪いことでは無さそう。でも撮られたりしたらどうなっちゃうの?
いや、そんなことより大好きな人に手を握られていることが嬉しくてたまらない。
俺、トクベツ扱いされてるってことだよね。
hyt「着いた。ここ俺ん家。」
jnt「へ、…?」
目の前にはおっきなマンション。
hyt「部屋に着くまでトモダチみたいに振る舞って。家の前で撮られるケースが1番多いから。手は繋げないからちゃんと隣歩いてね。」
jnt「え、おれそんなのできない…」
hyt「大丈夫。できるでしょ仁人?」
jnt「…がんばる、」
ハヤトくんが下手な俺の演技を必死にカバーしてくれてどうにかその場を脱した。
ついに俺はハヤトくんの部屋の玄関に足を踏み入れた。
こんなことしていいのかな。
おれ、捕まっちゃう?怖いよハヤトくん。
jnt「ぅ、……はや、とくん…っ?」
hyt「じんとおはよう。…ごめんね。こわい?」
jnt「だって、えっちなことしちゃった、ハヤトくんと…」
hyt「…ねえ、どうする?笑
もうただのアイドルとオタクじゃなくなっちゃったね。」
hyt「隠れて恋愛なんて、俺ら悪い子だね。じんちゃん?」
jnt「わるい子するの…たのしい、」
hyt「えー、そうなの?笑…じんちゃんのいちばんは俺?」
jnt「うん、だからハヤトくんも…」
hyt「ずーっと前からそうだよ。」
jnt「じゃあ、もうずっと一緒…?」
hyt「当たり前。じんともそれがいいでしょ?ねえ、独り占めしたい。いいよね?」
jnt「いいよ…。」
hyt「アイドルしてる俺はテレビでしか見れなくなるけど、それもいいよねじんちゃん?」
jnt「うん、…それでいい、」
hyt「随分いい子だね?ほんとに?」
jnt「だって、ハヤトくんはおれがいちばんなんでしょ…?それでじゅうぶんだから…」
hyt「そっかあ。じんちゃんはこれからおうちから出ちゃダメね。守れる?出たら怒るからね。出られないようにするけど。」
jnt「守れる…居れる時は一緒にいて、」
hyt「なんでさっきからしょぼしょぼしてるのよ…笑」
jnt「だって嬉しい、有名になっちゃったからもう俺はいらないのかもって思ってたから…」
hyt「いらないわけないでしょ?じんちゃんのことずっと大切だから。」
jnt「すき、……」
hyt「俺はもーっと愛してる。絶対離さないって約束。」
hyt side
しばらくして仁人がまた寝息をたてはじめた。
寝顔も本当に愛おしい。
付き合ってからは1回目の仁人の盗撮。
俺の寝る前のルーティーンは写真フォルダの仁人を1枚ずつしっかりと見返すこと。
出会ったあの日から毎日欠かしたことはない。
長かったですがここまで読んで頂きありがとうございます。
別のアカウントで別界隈のnmmnを書いていたことはあったのですが、🍼の投稿は初めてです。
途中からjntさんは19歳、hytさんは22歳になっております。
jntさんのお話の仕方を少し弱くしたかったけどなってるかな?笑
好評だといいなあと思いますが…これからも何卒よろしくお願いします。