「なぁ、高橋…お前ちょっと調子乗ってんじゃねぇよな?」
真昼の校庭で弁当を開いていると、クラスでも結構やんちゃをしている佐藤裕太が話しかけてきた。
(急に何なんだ…)
僕はちょっとそう思ったが、ここでそんなこと言えば大変な目に合うことぐらい僕でもわかる。
「何のことかな?」
「とぼけてんじゃねぇよ。お前、綾瀬さんとずっと一緒に居やがって…俺らがどれだけ綾瀬さんと話せる機会待ってると思ってんだ?」
(つまりはなんだ…言いがかりか…)
こういう輩はちょっとおだてておけば大丈夫だろう。
「僕はそんなつもりないよ。ただ、彼女の方から話しかけてきて、正直僕もどうしていいかわからないんだ。」
よし、心の音が変わったな。
「そうだ、佐藤くん、君が僕と綾瀬さんの間に入って話してくれないかな?」
ここまで言えば僕に被害は来ないだろう。
コメント
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これは俺の知ってるアビが書いているのか?(((すみませーん🙇ww
この物語好き!