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資料室で、hnnkが資料を見ていると、突然背後の空気が異様にざわついた。
「…なんだ、この気配…?」
hnnkが振り向くと、hnが棚の影から立ち上がる。
だがその瞳は、普段の人間らしい光ではなく、深く赤黒く光っている、ハイライトもない。
hnnkの身体が硬直する。
「hn…?」
hnnkの声は震えた。
「どうして…その目は…」
hnは静かに歩み寄る。
「…隠してたんだ。ごめんね、兄さん」
その瞬間、資料室の空気が急に重くなる。
hnの体からほのかに漂う気配——
それは、人間では到底出せない圧力だった。
「…君は、人外だったのか?」
hnnkの声が震えた。
hnはゆっくり頷き、光る瞳をさらに強く輝かせた。
「そう。私は…人間じゃない」
その時、棚の本が勝手に倒れ、書類が空中に舞う。
hnnkは息を呑む。
「どうして…今まで隠してたんだ?」
hnnkの問いに、hnは少し微笑む。
「人間と同じ世界で生きたいと思ったから…でももう、隠せない」
資料室の壁が微かに震え、hnの存在感は明らかに「人外」であることを示す。
「rk兄、怖がらないでよ…、微笑」
hnが手を差し伸べる。
しかしhnnkは、その手を取ることができずに立ちすくむ。
「…でも…これからどうする?」
hnの声には、決意と覚悟が混ざっていた。
「もう隠さない。だから…私を受け入れてほしい」
その時、外から人外狩りの気配が迫る。
hnの正体が完全に明らかになった今、逃げるか戦うか――
兄妹の選択が試される瞬間だった。
第二章 【人間の平和】.糸冬
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