◯◯side
あれから3年が経った
私は、お花が好きだったのでお花屋さんで働いていた
お花屋さんで働いてれば、
家族に買っていく人、
友達に買っていく人、
恋人に買っていく人、
お祝いで買っていく人、
みんなが笑顔になっていて、働いてて良かったなと思える仕事なんだ
でも、私はまだ向井くんは忘れられてなかった…
向井くんと会えてない日から、どの男性に会っても好きになんてなれなかった…
ある日の事
私が働いていると、1人の男性が来た
『いらっしゃいませ〜』
と言うと
「すいません、久しぶりに会えた人にお花をあげたいんですけど」
そう言われたので、私はバラ5本を選んだ
包みながら、
『いい出会いが出来たんですね』
「そうなんですよ、嬉しかったんでお花をあげようと思って」
『凄く優しいですね、で、ちなみにバラ5本の意味は貴方に出逢えて嬉しいなんですよ』
「そうなんですか!選んでくれてありがとうございます^^」
私はその笑顔が一瞬向井くんに見えた
今の方が向井くんに笑顔が似てただけだと思い込んだ
話してると笑顔になっちゃう…
話してる中でも、恋愛の話が出てきた
「好きな人とか居たりするんですか?」
『今は居ないけど、ずっと心残りしてる人が居るんですよ、ね』
「そうなんですか、その人どんな人なんですか?」
『優しくて、ギャップ萌えで、周りをちゃんと見れてて、誰よりも私を1番に考えて愛してくれた人だったんです…』
なんでだろう、めっちゃ話しやすい…
話してると気持ちが楽になると言うか、安心する…
「それは辛いですね、僕も居ますよ貴方が思うような同じ人が」
『そうなんですね、だから話を分かってくれたんですね、優しくお方ですね』
「なんか、そこまで言われたら照れますね笑」
『あっ!なんかすいません、口説いてなんかないですからね笑』
「分かってますよ笑」
どんどん向井くんに見えてるのは、私だけなんだろうな…
『そろそろ行ってあげてくださいよ、その彼女の所に』
「いや、大丈夫やから」
『えっ、行かなくていいんですか…?』
そういうと、私は抱きしめられた
理解が追いつかず、頭の生理ができていなかった…
「俺がこのバラを渡したいのは_____」
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