7月2日 あの子と目があった。
なんだかソワソワしていたが、嫌われてはいなさそうで安心した。
少しして私に駆け寄ってきた。何も言わずに小さく微笑む。
あぁ幸せだ。これ以上望んだらバチが当たりそうだ。
もし神様が居るのなら、一度で良いからあの子の隣に並びたい。
こんな我儘叶うはずもないよな。叶ってはいけないんだ。
あの子まで巻き込んでしまうなんて、許されるはずもない。
あの子は優しいから、きっと受け入れてくれると思う。
でもそれは、あの子の優しさにつけ込んでいるのと同じなんだ。
さぁもう寝る時間だ。
おやすみなさい。頑張れ、私。