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俺は松野おそ松,2代目松野組の組長を務めている人情溢れ有名な松野組で今では町の自警団をしている妻詩音と息子の舜と三人で仲良く暮らしているそして現在居間で部下の出した報告書や書類を読んでは印鑑を押したりホチキスで纏めたりしている最中
「お父さーん」自分を呼ぶ我が子の声が聞こえ振り向くとニコニコっと笑顔を浮かべながら「お父さんとお母さんの出会い教えてー」明るく言われ肩を竦めつつ「いいぞ少し待ってろ」戸棚を開けアルバムを取り出し胡座で座り右足を軽く叩きながら「ここに座れ」優しく言うと「はぁい」明るく返事し座り期待の目で見つめる我が子を片目に見つつゴッホンっと咳払いをした後アルバムを開き話し始めた
高校の入学前の一年生の春だった遅刻した俺は慌てて入学式してる体育館に行く最中上級生達に言い寄られてる女の子を見つけて助けたら結果喧嘩になった。
拳を振り上げ「くたばれー」と言いながら俺の顔をめがけて殴りかかってきた男を避け腹を殴ると気絶し倒れたのを見て怯え始め蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
俺は逃げた上級生の背を見ながら呆れつつため息を溢した後言い寄られてた子に声をかけた。
すると俺を見上げ,「ありがとうございます,私は梅野詩音です。お名前聞いても?」聞かれ少し悩んだ,が,聞かれたので「松野おそ松。」答えた。
「松野おそ松さんってあの六つ子の不良で有名な?」首をかしげ聞かれた内容に驚き目を見開き「…俺の事を知ってんの?」聞くと「はい」返事をした。
少し呆然とし「怖くないのか?」思わず口出し聞くと首を左右に振るった後笑みを浮かべ「いえ全く。」答えた
「何で?」聞くと両手で俺の右手を握り「助けて下さったから」答えた彼女,梅野詩音に恋をした。この時はまだ気付いていなかった。
それからと言う物の詩音を見かける度に目で追っている。詩音も気づいたら手を振ってくれたり話しかけてくれたりする。とても幸せだ,が,二つ障害があった
それはお互いヤクザの子供で組同士敵対してる事その事を知ったのはカラ松から聞いた話だった。
「詩音が梅野組の娘?」言うとカラ松は頷き「そんな訳ないだろ詩音が」否定したが真顔を見た時本当だと確信し驚きを隠せず動揺し口を手で被い「暫く考えさしてくれ」言いどうしたらいいかと考えていたら父に執務室に呼ばれた
そこには他の兄弟も居た,何故呼ばれたか想像はつくが離れたくないと思い「親父,詩音と此れからも仲良くしたい…初めて信用出来た人だから」伝えたら「駄目だ,あの子は敵対する組の娘だ。縁を切れ」「やだ!!」と言って家を飛び出し近くの公園のベンチに座っていたらハンカチを差し伸べられ顔をあげると詩音が居た。
「おそ松さん?どうしました?泣いてますけど」指摘され頬を触れると濡れていたのに気付きまた泣きそうになり詩音を抱きしめ泣いた。泣いてる俺を見て詩音は背中を優しく擦った。
泣き晴らした俺は詩音に自分の正体や先ほどあった事を話した
「そう,貴方が松野組の…私も仲良くしたいです,ですから内緒で会いましょ。」こうして内緒で会う事になった。