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それからと言うもの隠れ会うようになった。お互い,学校で会ったら話しかけないようにして慣れてくるとこの関係もいいと思えるようになった。が,詩音の妹の鳴見と俺の弟のカラ松にバレてしまった。
鳴見とカラ松はお互い無言でにらみ合い「お前の兄貴だろ,うちの姉たぶらかしたの」「はっ,そんな訳ないだろ逆にお前の姉がたぶらかしたんじゃないか?」お互いの言葉を聞きキレて胸ぐらを掴み合い「何だって!!もう一度言ってみろ!!真似すんな!!」同時に言った。
その様子を見ていた詩音は「たぶらかされてません私達は友達です,よね?おそ松さん」言われ頷いたのを見た二人は「信じらんないなぁ,だから真似すんな!!」再び同時に言いあーだこーだと言い合っていると
「いい加減になさい!!」
怒った表情を浮かべ大声で怒鳴った詩音に俺と鳴見は驚いていた。が,只一人驚いていないのはカラ松だ
カラ松は得意気な顔をして詩音に顎クイし「漸く正体現したか」耳もとで呟いた
「貴方は何故おそ松さんの事が信じられないの」その言葉に堪忍袋の緒が切れ胸倉を掴んだと同時に鳴見が殴りかかろうとしていたのを詩音は止めた
「あ?俺が兄貴を信じられない?俺が信じてないのは手前だ!!」怒鳴った
「いいえ!!貴方のしている行動,発言はおそ松さんを信頼してない証拠です!!信頼しているなら自由にしてあげて下さい!!」真顔の表情を浮かべ真っ直ぐに相手を見据え言った少したじろぎ視線を反らしたが真剣な目付きになり「敵対してる奴と会ってるんだそれを阻止しない奴なんて居ない」言うと詩音は目を閉じすぅっと息を吸い吐き目を開け「なら聞きます敵対する私よりおそ松さんは弱いんですか?」
「なっ!!…お前に負ける兄貴じゃねえ!!」目を三角にして反論し「ではおそ松さんを信じて下さい」柔らかく微笑みカラ松の両手を握った
「わ,分かったっ!!兄貴は信じる。但し,会う時は俺とお前の妹同伴だっ!!」握られた両手を見て頬を真っ赤にし振りほどき視線を反らし怒鳴った
「はい分かりました」微笑みながら了承したそれからと言うもの四人で会う事が度々あり隠れてお弁当を食べたり遊びに行ったりもした。が,カラ松の詩音に対する様子が可笑しいと思いカラ松の教室に向かうと詩音とカラ松が楽しそうに話してるのが見えた
嫉妬にかられた俺はその場に居たくなく無我夢中で走って家へと帰った。
その日,初めて詩音と話さなかった。
次の日から二人に顔を会わせづらく学校や家で避け続けていたらカラ松が突然教室に現れ「ついてこい」言われ頷くと手首を掴み体育館裏へ連れていかれ着くと「どうして避けてるんだ」顔をあげると怒りを表わにしたカラ松が居た