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#さのじん
さき
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はるか
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「仁ちゃん、俺ちゃんと気持ちよかったから」「うそつき」
「ほんとだってっ」
「絶対うそ」
「嘘じゃないよ」
「…」
「ねえ…黙らないでよ」
「…」
「仁ちゃん…」
為す術なくこんもりとした布団の前で座り込む。
「…」
「…」
そのまま黙って隠れてしまった仁人を眺めていると、ゆっくりと布団が捲られて、隙間からこちらを覗く顔と目が合った。
「……勇斗…怒った?」
「…怒ってないよ」
「…ほんとうに?」
「…うん…でも寂しいから…出てきて?」
「……うん」
切実にお願いすると、ゆっくりと布団が起き上がる。
中から出てきた仁人の身体が真っ白で、さっきまで赤く染め上げていたのだと気付いた。
「…俺…無神経だね…ごめんね」
「…勇斗は悪くないから」
「うん…でも…ごめん」
「…」
どうしていいか分からない、そんな顔をしている仁人を見てさっきの責任取るって言葉を思い出す。
「…仁ちゃん」
「…なに?」
「…俺…嬉しいんだよ」
「…なにが?」
「仁人が、俺と一個になりたいって言ってくれて…好きだって伝えてくれて」
「…」
「だから…上手いとか下手だとか…そんなこと考えてないよ」
「…」
「俺だって…緊張してるし仁人が喜ぶことしたいだけなんだ」
「…そうなん」
「…そうだよ」
「…」
「だから…裸になってくれて…俺の事受け入れてくれて…それだけでもめっちゃ嬉しいんだよ」
「…うん」
「好きなんだよ…ただ…好きなんだ」
「…」
「責任取るって…言ったでしょ?」
「…うん」
「…隠れてもいいし、嫌ならもうやめたっていい。だけど…必要以上に傷付かないで?」
「……」
「…仁人のこと嫌いになんてならない」
「…勇斗」
「…そのままの仁人がこんなに好きなんだよ」
本心だった。
上手く伝えられないけど、伝えたかった。
ただ嬉しくて、触れ合いたくて、でも仁人の傷付く姿には耐えられない。
好きなんだ。
仁人の事が、好きなんだ。
「…あの…ごめんなさい…。俺すぐ…自信なくして…勇斗に…気持ちよくして貰って、触って貰えて嬉しかったのに…拗ねて、ごめん」
「…いーよ」
「…上手にできないけど…それでもいい?こんな俺で…いい?」
「いいよ…それにこんなじゃないし。俺単純だし…仁人が気持ちよかったら、気持ちいいから」
「…ほんと?」
「ほんと」
「…もっかい……抱っこして」
「…うん」
素肌が触れ合う。
座ったまま抱き締めあった。
「…もっかいしたい」
「…俺もしたい」
「…めんどくさくてごめんね」
「…そんなことない。てか仁ちゃんならめんどくさくてもいいよ」
「…なにそれ」
ふふっと笑った仁人に途端に嬉しくなる。
笑ってくれた。
泣いたり拗ねたり笑ったり、その一つ一つに振り回されてる。
けど、それが俺に向けられてるならなんだって耐えられる。
嬉しいんだ。
「…じゃあ…俺を触ってくれる?」
「…うまくないよ?」
「そんなの関係ないよ」
「…じゃあ触る」
少し躊躇ったあと、そっと俺の下半身に伸ばされた手が柔らかい俺の中心を握った。
「…ふにゃふにゃだね」
「…そういう事言わないの」
「…ふふ」
「…ん」
ゆっくりと揉むように触られて、少し反応する。
「あ…」
「…」
「…硬くなってきた」
「…」
「すごい…おっきい…」
「…いちいち言わない…ん、」
「硬いよ…」
じっと見ながら触られて、何故か実況されて、少し恥ずかしい。
「…あ…あ…すごい」
「ん…きもちい」
「…はやと、気持ちい?」
「うん…ん…」
「…めっちゃえっち」
たどたどしい繊細な触り方が逆に興奮を煽って、どんどん熱が集まるのを感じる。
仁人が、俺のを触ってる。
それだけで結構、やばい…。
「…ピクピクしてる」
「…ん、」
「勇斗…気持ちいの?」
「きもちぃから…言葉責めやめて」
「…あ…すごい」
一段と膨張した俺のモノを握りながら仁人が声を漏らす。
めっちゃ気持ちいいしこの状況がまずやばい。
「あ…まって、」
「…え?」
ピタリと手が止まる。
「…気持ちいいんだけど…出来たら…仁人の中で…したい」
「中…?」
「…ダメ?」
「…ううん…ダメじゃない…」
「…あ…ローションある…けど、誰かに使ったことはないからね」
「…どういうこと?」
「……」
少し疑うような視線に、誰かと使う為だってやっぱり思われているような気がした。
「…えーと…マッサージしようと思って買った」
「マッサージ??」
「うん…」
「マッサージにローション使うの?」
「……ソロで」
「え?」
「お…俺だけで」
「…」
「…だから…誤解しないでね」
「…そうなんだ」
めっちゃ恥ずかしい…。
けど、納得してくれたようで安心する。
少し顔が赤い仁人が何かを察したように黙り込んでる。
「…そういう目的だったんだけど…それ使ってもいい?」
「…いいよ」
「…良かった」
「やっぱりローションっているのかな?」
「…あった方がよくない?」
「…気持ちいのかな」
「…痛みがあるといけないからさ」
「あ…そっか」
「…うん」
なんとなく気恥ずかしい空気が流れた。
…俺まで照れてどうする。
「ちょっと取ってくるね」
「うん」
裸の仁人を少しも待たせたくない。
足早にクローゼットに向かい中の棚から素早く取り出しベッドへ戻った。
「…じゃあ…続きしよっか」
「…うん」
ゆっくりと仁人をベッドへ押し倒し、キスをする。
積極的に応えてくれるキスが嬉しい。
いつも突拍子もない話を気まぐれに話す彼のこんなにしおらしい姿が胸を締め付ける。
覆い被すように繋いだ手をギュッと、握り返されて愛おしさが止まらない。
「ん、ん…」
キスがしたいと言った仁人が明かした胸の内を思い出す。
あれはつまり、最後の手段の色仕掛けで。
最後って、いつから?
いつから俺の事を求めていたの?
仁人の色仕掛けにまんまと惹かれたけれど、俺はもっと前からずっと彼を…
「ふ…、は、ぁと…」
「…ん?」
「ん…して…」
「…痛かったら言ってね」
「ん…言う」
潤んだ瞳に優しく語りかける。
傍らに転がしたローションを手に取り、中身を垂らす。
手のひらで温めて、トロみを確認する。
これを仁人と使うなんて、考えてなかった。
こんな大人な事を彼とするなんて。
「…触るね」
「…うん」
クチュ…って音が鳴って、仁人の閉じたそこに塗っていく。
「あ…」
「…」
「…ん、」
指先を動かす度に鳴る水音が、耳に響く。
硬いそこをほぐすように、何度も触れる。
「…指、入れるよ」
「ふ…ん、」
人差し指の先を、ゆっくりと押し込む。
「あっ」
つぷっと先が飲み込まれた。
トロみを借りながら、そのまますーっと入れていく。
「あ…あ…」
「痛くない?」
「いたく、ない」
「うん…良かった」
小さな穴が俺の指をきゅうっと締め付ける。
ココに俺のモノが本当に入るんだろうか?
「んん…」
仁人の眉が寄って、なんとなく不快感を表しているように見える。
指を回転させると、ふっくらとした部分を見つけた。
「あっ…あ、」
…指の腹でそこをトン、と押し上げた。
「あっ…!」
「ん?」
「あっあっ」
「…」
今までと違う反応に、ぐっと曲げた指でもう一度そこを押してみる。
「ああっ、」
「…仁人、ここなんか違う?」
「ひっ…あっ…なん、か…変っ」
身体がピクピクして、中がうねる。
「…ここもっとしていい?」
「んん…い、いいよ」
少し大胆に擦ると、仁人の身体が跳ねた。
「あんっ」
「…っ」
「あっあっ、」
押し上げながら擦る。
何度もそうしていると中に少しだけ空間を感じられるようになり…ぐうっと押し上げて擦り続けると、仁人の中心が頭をもたげ始めた。
…ここ…気持ちいいんだ。
「あっあっあっ」
「…痛くない?」
「あんっ、き、もち…っ」
「…ん?」
「ああっ、そこぉ、きもちぃ…!」
ぎゅっと目を瞑って必死に伝えてくれる。
その姿に少し安心して、中指もすっと差し込んだ。
「ああっ、」
あっという間に人差し指に追いついた中指も加えて、そこを刺激する。
中を拡げるように指をバラバラに動かすと一層高い声が上がった。
「ぁああッ…んっんっ、あっ…!」
「…仁人…すごい、中柔らかいよ」
「ああっ、ひっ、んっ」
すっかり硬くなってる中心を見てゴクリと喉が鳴る。
本当にここに入るかもしれない。
仁人とセックスできるかもしれない…そう思うと俺の身体も本能的な反応を始めた。