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#さのじん
さき
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はるか
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「んっんっ」「もう一本入るよ」
「あっ、んんっ、んっ、」
コクコクと頷く仁人を見て、勇気をだして指をもう一本増やす。
ぐぐ…
少し硬い入口を慣らすように抜き差ししながらさり気なく三本に増やした。
「ああっ、」
「…痛い?」
「あっ、い、たくはないっ、ん、」
「…」
入れた指から感じるのは、圧迫感。
仁人もそう感じてるのかもしれない。
もう一度さっきの場所を刺激する。
三本になった指で確かにある膨らみをぐっと押し上げる。
「あああッ、」
背中を反らせて声を上げた仁人に、ゾクゾクとした予感が込み上がる…
「もう少しだよ…」
「ひんっ…あっあっ、そこ、ら、めッ」
「…だめ?」
「ぁああっ、きも、ちっ…いいッ、」
「…」
指を抜き差しするようにそこを擦る。
ローションの水音も加わり、ちゅぷ、ちゅぷ、と指を出し入れする。
あ…入りそう…かも。
「仁人」
「あんっ、あんっ」
「…多分、もう入るよ」
「あっ…ん…い、いれて…っ」
「…ん…入れたい」
「あっ…」
指の動きを止める。
ゆっくりと引き抜くとヌラっと濡れそぼった指が目に入った。
それをそのまま自分のモノに塗りつけた。
少しローションを足そう…。
たっぷりめに垂らして少し扱く。
「…入れていい?」
「ん…うん…」
少し迷ったような瞳。
口元に手をあてて、こちらを見ている。
目の端が赤くなってる。
全てが俺にとっての興奮材料だった。
ここまで慎重に進めてきたけど、もう我慢の限界だった。
ぴとっ、と入口に自身を押し当てる。
「…挿れるよ」
ぐっ、と腰を押し進めようとした時仁人が声を上げた。
「待ってっ」
「…ん、なに?」
思わず急かすように聞いてしまう。
「…こ、こわいっ」
………。
「…こわいの?」
「あ…あの…」
「仁人…」
「…こ、こわい」
きゅっと握った両手が彼の顔を隠した。
「……」
「したいのにっ…こわいよ、」
「……そうか」
「…はやと」
「…うん?」
伺うように覗かれた瞳が潤んで、揺れてる。
「…ここまでにしよっか」
「…え」
「…よく頑張りました」
「…」
押し当てていたモノをすっと外して、体勢を直しそっと頭を撫でる。
「…仁人、」
「…」
「可愛かったよ」
「…」
「…また今度、気持ちが進みたくなったらしよう」
撫で撫で。
ふわふわの頭を何度も撫でる。
細い上半身がまるで少年のよう。
そして、揺れる瞳が俺から逸れない。
「…」
「…おいで」
ぎゅっと握られた手を包むように掴んで、こちらへ引き寄せるように起き上がらせる。
そのままピタッと身体がくっつく。
「…風邪引いちゃうね」
「…」
「……服…着ようか」
「…」
黙ったままの仁人が何を感じているのか。
どんなことを考えているのか。
それでも、決して気まずいものにはしたくなかった。
失敗なんかじゃないんだ。
「…ちゃんとこわいって、言ってくれて良かった」
「…え」
「……仁人が我慢して…黙って俺を受け入れなくて良かった」
「…なんで?」
「だって嫌だもん、仁人が一人で怖い思いするの。だからちゃんと言ってくれて嬉しいよ」
「でも…」
「嬉しい」
「…」
ぎゅっと抱き締めた。
「……」
「……」
あんなに…えっちなこと好きでしょって、俺を煽っていた仁人が今、怖がっている。
出来なかった残念さが無いとは言えないけど、少し可笑しかった。
可愛くて、積極的で、俺を振り回す仁人が、今こうして俺の腕の中で躊躇っている。
プラマイしてもそれはプラスだ。
「…大丈夫だからね」
「…」
「…大丈夫」
髪を撫でる。
「…っ」
すると、仁人の身体がピクンと震えた。
…泣いてる?
「…仁人?」
腕を掴んで身体を離す。
顔を覗き込むと、やっぱり泣いていた。
「…どうして泣くの?」
「…っ、んっ」
「…仁人」
「…こわくない」
「え…?」
「全然っ…怖くなかった」
「…」
「…勇斗は、変わんない」
「…え?」
「…俺のこと…見捨てない」
「…当たり前でしょ?」
「…っ」
「そんな事…あるはずない」
「…も…大丈夫」
「…うん?」
「…こわくないよ」
「…え」
「全然、こわくないから…」
するりと巻き付けられた腕が俺を抱き寄せた。
「…えっち、したい」
「…」
「もう一度…して欲しい」
「…」
「…もっかい、俺にチャンス下さい…」
「…本当にいいの?」
「…うん」
その声はもう泣いてなくて、微塵も不安を感じさせないはっきりとした口調だった。
「…して?」
「…わかっ、た」
ゆっくりと俺の首に腕を回したまま俺を引き連れてベッドに沈みこちらを見つめる仁人。
迷いのない瞳が、俺を見つめる。
「…ほんとに、挿れていいの?」
「…いーよ」
困ったようふんわりと笑う。
もう一度、先端を握るように支えて、少し扱いて、押し当てる。
諦めたところにきたチャンスに、喜びと戸惑いが隠せない。
「…あんま持たないかも」
「ふふ…そんなのいいから」
「…まじで」
「うん…早く、勇斗と…一個になりたい」
「…っ」
細められた目が俺を見た。
どうしてもう一度チャンスが来たのか、よくわからない。
でも…きっともう仁人は俺を怖がらない。
そんな気がした。
「…ん、」
「あっ…」
「…っ」
「あああ…ッ」
ずぶ、ずぶ、と仁人の中に挿れていく。
「あっあっ…は、いってる…っ」
「…ん」
「あっ、んんッ、はやと、はいって、る、」
「…っ」
少し苦しげな声。
嬉しさと、驚きと、信じられないって…そんな声。
「…痛く、ない?」
「あっあっ…痛くな、ぃッ」
「う…や、ば」
「あっ、んんん、あっ…」
「も…ぜんぶ、入るよ」
「あっあっ…あっ…」
柔らかく俺を包む壁が中へ進む度締め付けてきて達してしまいそう。
仁人の中に、俺が入ってる。
「ぁああッはやとっ、あっ、あん、」
「…はい、った、」
「あん…あ…中ぁ…やば、い」
「…ん?」
「うあ…俺の、なかッ…はやとで、いっぱいっ」
「…っ」
「嬉し、ぃ、はやと、ぉ」
甘えた声が愛しい。
きゅうきゅうと締め付けて、俺に抱き着く身体が切ない程愛しい。
「…動い、ていい?」
「い、いいっ、ょ、」
「…っ」
「あっ、あっ」
ゆっくり、ゆっくりと腰を動かす。
中が熱くうねる。
肉の壁がまとわりついて、気持ちがいい。
「あ…、く、」
「はやと、はや、とっ」
「あ…じん、との中…やば、い」
「おれも、やばっ、んんッ…」
「…きもち、」
「きもちいッ、あっ、やばいっ、ヤバぃっ、」
理性も語彙力ももうない。
必要ない。
このリアルな快感以外なにも要らない。
「あんっ、あんっ、あっ、ソコ、」
「ん…ココ?」
「あっあんっ、はじ、ぇてっ、なのに、ぃ」
「ん…」
仁人が反応したところを先端でゴリゴリと擦る。
「あっ、んんっ、おれ、はじぇ、て、なのにッ、…こんなっ、気持ちぃ、のぉッ」
「…っ」
「あああ〜ッ♡」
仁人の鼻にかかった声が更に甘くなって、仰け反って喘ぐ。
これ、やばい……やばい……っ