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【ねぇ、皆んな、この美術館、2階までしかないじゃない。なのに、ちょっとデカくないかしら?二階はとても狭いのに。】
末香は言う。
【確かにそうだな】
湊は頷き言う。
【あのね、三階にはきっと、私達を閉じ込めた人達がきっと居る。ここには私達を食べる恐ろしい者も……】
【でもまずは、この石をどかさないとね】
【ガンバッテネ】
『ミタコトアルコダナ、ムカシイッショにアソンダキオクガ…』
AIは末香を見ながら思う。
『デモ、AIトニンゲンガアッタコトアルワケ……』
【あのAI、ちょっと思い出して来てるわね。生き別れた妹の事】
【そうだね、まさか感動の再会をしてるだなんて、思っても見ないだろうね】
『…!アノコ…ワタシノイモウト…?デモワタシハAIダカラ…』
【カイゾウニンゲンッテコト…?】
【ネェ、スエカチャンッ】
【何?】
【ワタシタチハシマイナノ】
【…え?でも、貴方はAIよ?】
【ワタシハカイゾウニンゲンデ、モトハニンゲン、イマハモウ…”シハイ”サレテイルケレド】
【嘘……、姉が私に?】
【キュウデゴメンネ、デモキットソウナンダ。サンガイニハ、アクマトカオノニテナイフタゴがイルノ、コレイジョウハ…イエナイノダケド】
一体何故、改造人間に私をしたの___?