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tamaki
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勇斗side
俺がその子に目を奪われている間に、いつの間にか先生が教室に入ってきていた。
先生が来たことに気づいたみんなは、ぞろぞろと自分の席に戻っていく。
先生「皆さん、改めまして進級おめでとうございます。このクラスの担任になりました、〇〇です。よろしくお願いします」
先生が簡単に自己紹介を済ませると、次にすることを説明し始めた。
先生「じゃあ、まずは出席番号1番から順番に自己紹介をしていってくれ」
先生の言葉を合図に、次々とクラスメイトが自己紹介をしていく。
そして、ついに俺の番が回ってきた。
勇斗「佐野勇斗です。えーっと、好きなことはサッカーで、昔習字を習ってました。よろしくお願いします!」
自分の自己紹介を終え、席に座る。
その後もみんなの自己紹介を聞いていると、いつの間にかあの子の番になっていた。
??「吉田……仁人です。盆栽とギターが好きです。軽音部に所属してます。よろしくお願いします」
少し照れくさそうにしながら自己紹介をする彼は、やっぱり可愛かった。
へぇ、吉田仁人って言うんだ。
綺麗な名前だな〜。
軽音部なんだ……。
吉田君のあの綺麗な声で歌ったらどんな感じなんだろう。
そんなことを考えていると、
先生「じゃあ、自己紹介も終わったことだし、席替えでもするか!」
先生の声と、それに続くクラスメイトたちの嬉しそうな声が聞こえてきて、ハッと我に返った。
……俺、ずっと吉田君に見惚れてたのか。
先生「くじを用意してあるから、みんな引いていけー」
先生の指示に従って、みんなが順番にくじを引いていく。
俺もくじを引き、書かれた番号の席へと移動した。
新しい席には周りのクラスメイトたちも集まってきて、あちこちから「よろしく!」という声が聞こえてくる。
ふと前を見ると、俺の斜め前の席に吉田君がいた。
……話しかけてみようかな。
そう思い、声をかけようとしたそのとき、
先生「じゃあ、今日はこれでおしまい!帰っていいぞ〜」
生徒「さよーならー!」
先生の声に遮られ、結局話しかけることはできなかった。
……まあ、いっか。
また明日、話しかければいいよな。
コメント
3件
青春だ〜✨ 爽やかな雰囲気で、この先どうなっていくのか、楽しみにしています!✨
読み終えたわ! いやー、高校の新学期のドキドキがめっちゃ伝わってきた。 自己紹介で「盆栽とギター」って言う吉田くん、ギャップ萌えすぎるでしょ🔥 勇斗が「綺麗な声で歌ったら…」って想像しちゃうのもわかる〜。 席替えで斜め前になって「話しかけよう」って思ったのにタイミング逃すとことか、あるあるすぎてニヤニヤしちゃった。 次こそ話せるのかな?続きが気になる!よすさん、更新楽しみにしてるね!