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「スバルちゃん、夕飯何食べたい?」
「え?」
おかゆの家へ向かっている途中、そう聞かれた。
「うーん…、生姜焼きとか?」
特に食べたいものが思いつかず、適当に名前を出す。
「ふーん、そっか。 」
「?」
「スーパー寄ってもいい?」
「ああ、いいぞ。」
ースーパー入店ー
(生姜焼きの材料でも買うのか?)
「これと、これと…」
そう、思ったがおかゆが次々とカートへ入れたのは生姜焼きには使わない食材ばかりだった。
「何作るつもりなんだ?」
「ふふっ、内緒!」
「そうか。」
【お会計の列に並んでる】
「僕、支払いしてるから列抜けてもいいよ。」
「いや、一緒にいるわ。 」
「はーい。」
ー会計後ー
「はい、これ」
「ん、ありがと。」
会計の終わった商品を次々、カバンへ入れる。
(買った食材見る限りじゃ、生姜焼きでは無さそうだな、笑)
「スバルちゃん?お店出るよ?」
「ああ…、うん。」
ースーパー退店ー
「買い出しに付き合ってもらってごめんね。」
「ううん、全然大丈夫だぞ。」
「ありがとね! ニコッ」
「ッ…、ああ…⸝⸝」
ただ、おかゆが微笑んだだけなのに可愛く見えてしまう…。
「…。」
「…。」
その後は、ずっと無言のまま2人で歩いていた。
(なんか、テキトーに話題でも振るか…。)
「おかゆ。」
「え、あ…、どうしたの?」
「最近、ころねとはどうなんだ?笑」
「え?ころさん?」
「ああ、」
「いや、別になんも無いけど…。」
「そうか。」
(もっと気まずくなっただけじゃねぇーか…!!)
「スバルちゃんはさ、」
「ん?」
「好きな人っていたりしないの?」
「え、好きな人?」
「そう、好きな人。」
「恋愛として?」
「うん。」
「わかんない…、」
「え?」
「好きかどうか、わかんねぇ…⸝⸝」
「そっか。」
「なんで、急に聞いて来たんだ…?」
「チュ」
「んっ…!?⸝⸝」
「プハッ…⸝⸝」
「な、何すんだ…!⸝⸝」
「スバルちゃん…。」
「な、なんだよ…。」
「僕の主人公になってくれない?」
短くてごめん。
続きは次回!!