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莉犬side
病院に着くと
全身に包帯が巻かれているいちぐちゃんがいた。
痛々しくて
目を向けていられないほど残酷だった。
でも、包帯を巻かれているちぐちゃんの目は
まるで優しそうに眠る姿で、
限界を迎えたんだろう、
空は光っていた
にこやかな笑顔で
俺を煽るように、
毎日会いにいった。
いつの日か目が開く瞬間を見るために
活動をしながらちぐちゃんの生きている姿を見てみたい。
ネット上では現在
「体調不良」と言って
無期限活動休止中だそうだ。
そう言うのが確かに正解だろう
そういや
俺のちぐちゃんと二人でお揃いの虹色のダイヤ。
色が失ったようになっていた。
なんでだろう、
このダイヤは
いつでもどこでも
俺たちは結ばれているよっと
ちぐちゃんが言っていた。
そのダイヤを手で握りながら俺は待つ。
その瞬間ダイヤは少し光った。
すると次の瞬間
「う~んん、、」
微かな声だったが
少し小さなちぐちゃんが手を動かしていた。
「ちぐちゃん!!?」
嬉しくてたまらなかった。
握りしめていたダイヤが少しずつ光だす
まるでちぐちゃんの目覚めを祝うように
「莉犬くん、、?ごめん、ね、?」
「ううん、!全然いい。大丈夫。」
「そうかな、迷惑ちぐのせいでかけてるのよね、」
「今はちぐちゃん、休んで、」
「どうして、?」
「いつかのきみのため」
ちぐさside
病院の白い天井。
起きると顔をのぞいている莉犬くんがいた。
まるでずっといていたかのように
くまがはっきりとしていた。
仕事をしていたかのようにあるパソコン。
ここで寝泊まりしたかのような毛布。
全て莉犬くんの愛情が伝わって、
たくさんの温かさを感じた。
「ちぐちゃん、、!!?」
そう問いかけられたから答えた。
自分のせいでこんなに大変にさせてしまったって思って
「莉犬くん、ごめん、ね」
そう言ってしまった。
かまってちゃんだな、ほんとに、
「ううん、!全然いい。大丈夫、!」
簡単な言葉のはずなのに
少しでも励まされたような気がした。
長い間寝ていたんだろう、
しごとはどうしてるんだろう、
「そうかな、迷惑ちぐのせいでかけてるよね、」
そう言った。
実はそうじゃないかと
怖くてしょうがなかった
「今はちぐちゃん、休んで」
意味がわからなかった。
俺のせいで全てが崩れたかもしれないのに、
「どうして?」
「いつかのきみのため」
そう言った莉犬くんは目がキラキラとしていた。
胸の中にあるお揃いのネックレスは
ダイヤの部分が光っていた。
ちぐさくんside
「俺さ、一時期、ずっと自分の個性が嫌だった。気持ち悪くてアンチ書かれて悔しいし苦しい辛かった。でもさ、もともと個性はあるんだよ、、。その上、俺たちはそんなの幸せに悩めている。その幸せに浸っといたらいいじゃん。幸せに悩める今日も夢破れ挫ける今日も素敵な日なんだよ。幸せなことなんだなぁ~って、自分たち、こんなに幸せなことに悩めれてるだなって、すごく嬉しいと思う。別に、絶対全員に認められなくてもいいんだよ!誰にもなれないしなる必要はないんだから。自分らしく、ちぐちゃんのままがいいよ、!」
その言葉は全てが刺さる言葉で
俺にとってすごく感動した言葉だった。
「あの子にはなれないしなる必要もないから」
ネットの人たちが言っている通りの俺じゃなくていい。
俺らしい俺がいいんだ、。
誰にだって辛いことはあるけど
辛いと思えているのはきっと幸せだからで、
その幸せで悩めていることにすごく感謝できる。
「うん、!俺頑張ってみる、!」
今は、自分の個性を大切にして、自分らしく生きていけています。
どんなに辛いことがあっても
その後にはきっといいことがあるはずだと信じています。
自分が消えたくなった時も
どこかで味方はいると思っています。
自分の思っていることはきっと間違えてなんかないから。
そう信じて今日も生きています!
ダイヤは虹色に光ったまま二人を光らしている。
今回は曖昧な感じで終わっちゃいましたが
少しだけメッセージ性を含みました、
特に感動、まではいかないと思いますが
少しでもメッセージを受け取ってくれると嬉しいです、!!
♡200
コメント
7件
よかっっっっっっっっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎ 個性、、、、個性か、、、。←マルハラじゃないからね⁉︎ ♡頑張る☆神作をありがとう!
っ!!!!!!!!!!!!!か、かっこいい!莉犬君やっば!あっ!初コメ失礼いたします!