ふと周りを見れば皆、スマホと空を見比べれば目を見開いている。
何か、あるのだろうか。
「次は…何色がいいかな…」
そうだ、緑、緑色にしよう。
確か、私の髪のメッシュが緑色…だったはずだから見たいんだよね。
そうと決まれば…
先程と同じように筆に絵の具をつけ、近くにあった木に向けて絵の具を空中で塗りつぶす。
つけ終わると先程と同じように絵の具が消え、木が緑色に染っていた。
「おぉ…、!」
そして私の髪の毛を見ると緑色に変わっている。
「この調子で全色、!」
絵の具をつけようとパレットに目を向ければ緑色の絵の具が追加されていた。
「作られた色を使ったらどうなるんだろう…?」
そんな考えが頭によぎったが、悪い効果があった場合、と考えるとやろうと思えなかった為、その考えを追い払っておく。
「ん…、?」
皆、私を見てる…?
なんか、異端なものを見るような目で…
自意識過剰なだけ…?
あー…、もしや…
私が絵の具を塗っただけで笑ってる人にしか見えないからかな?
やってる事的にそれしかないよね…()
ま、今は取り戻すことが最優先!
「この調子でがんばるぞぉ~!」