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国「夜月…」
何でだ、こいつは入院していた筈だ。
何で_
夜「ふぅ…国木田。相手任せられる?太宰と話がしたい。」
国「任せろ…と云いたい処だが、此処まで勢揃いだと無理だ」
夜「…ならこれを出しとくよ」
そう云いながら現れたのは_
夜「夜叉白雪_金色夜叉。」
あれは_鏡花と尾崎幹部が使っている異能力だ
夜「これで何分かは持つ。後は頑張って。」
そう云って走り出してしまった。
でも。
国「…そうだな。俺達の目的は太宰を取り返す事だ」
”これも正しい行動だ_”
先輩が目の前に来る
太「ッ…駄目だ」
夜「太宰。お願いだから_
”駄目だッ_!!”
その悲痛な叫び。
どれほど考えたら出てくるのだろうか。
太「僕は、皆を裏切った。もう皆とは」
夜「太宰、勝手に決めつけなくて_
太「僕は…ッ、皆と一緒に居られない_
その瞬間_
パァンッ!
視界が一瞬白くなる。
何をされたか一瞬わからなかった。
でも頬の痛みで気づく
叩かれたのだ。
夜「…偶には先輩らしい助言でもしようか」
”自分で勝手に決めつけるな。自分だけじゃ無く、仲間達も頼れ”
「そうしてからでも、探偵社に戻るのは遅くない」
その言葉に云われて、気付いた。
僕_いや。”私”は一人じゃない。
頼れる仲間が居る事を_。
夜「…お願いだから少しは仲間を頼って。_
”治”
太「…へ?」
”実は兄弟の事だけ、唯一下の名前呼びするのだよ!”
太「え、
ええええええええぇぇぇぇ!??」
太「え、今…」
夜「…うん、当たり」
”治は私の弟なのだよ”
その言葉にその場に居た全員が固まった
国「は…?夜月が?太宰の?」
谷「でも、それならなんで名字違うんでしょうね…」
森「…驚いたよ。君には兄弟が居たとはね。しかも太宰くん」
乱「ッ_真逆」
夜「_二ッ」
彼女は薄く笑って
夜「正解です♡」
乱「ッ!!、やられた」
此処まで呼んでいたとは_。
その時_
ドサッ
太「え…?」
先輩が倒れる
夜「はぁっ‥はぁっ、ッ」
息苦しそう。
真逆_
太「あの怪我の儘来たと云うのかい!?」
夜「それしか、無いでしょ」
とりあえず_
太「国木田くん!病院へ連絡!」
国「あ、嗚呼!」
その後_
医「何でこんな無茶したんですか…」
夜「やっぱり動くのはよく無かったですかね…」
命に別状は無い。
あの時は本当に焦った。
国「太宰」
国木田くんに呼ばれる
太「く、国木田くん_
国「馬鹿太宰。よく戻ってきた」
与「太宰、おかえり」
敦「太宰さん!戻ってきて本当に良かったです…」
鏡「良かった…」
皆、心配してくれている
太「…私の事は良いのかい?ポートマフィアに戻っちゃって_
国「当然だ。お前の居場所は此処だろう?」
その言葉が無性に嬉しくて。
太「‥ははっ」
国「わ、笑っただと!?」
敦「…太宰さんが本心で笑うのを見るのは初めてかもしれません」
その夜_
ガララ…
太「先輩」
夜「太宰、こんな遅い時間にどうした?」
先輩の病院を訪ねる
太「…何で、私の為にこんなに_
夜「そりゃあ。
”太宰の事が皆大切なんだ。助けて当然だろ?”
その言葉がずっと響いた。
胸を奥で。
太「…先輩の助言は正しかったですね」
夜「頬を叩いたのは御免よ。ああでもしないと云う事を聞かないと思ったんだ」
そのせいか、叩かれた頬には湿布が貼られている
太「これぐらい、どうって事無いですよ。それより
「先輩が私の姉って_
夜「え、本当だよ」
太「どちらかと云うと此方の方が重大なんですが…」
夜「嗚呼…まぁ、そうか」
太「先輩は、昔から、ずっと_知っていたんですか?」
先輩は微笑んで_
夜「じゃないと、云わないだろう?」
太「…なんか、不思議な感覚ですね」
夜「まぁ、そうだね。でも私は治の事をずっと弟としていて見ていたからねぇ…」
太「…なんとも云えないような。というか、異能力の逮捕はどうなったんです?また戻されるんですか?」
夜「いいや。あれは終了だって。上層部が司令を間違ったって…勘弁して欲しい。だから私、早めに逃げる嵌めになったから」
太「また、此の日常に戻れるって訳ですか」
夜「その通りだよ」
その晩は月が綺麗だった。
太「…星が綺麗ですね」
夜「…知ってるよ。きっと」
一週間後_
バァンッ!
太「グッモーニング!くにきぃーだくん!」
夜「おはようございます」
国「お前らぁッ!!…二人揃って三時間の遅刻だ!!」
敦「あれ、今日は長かったですね。何かしてきたんですか?」
夜「ふふっ…秘密だよ」
そう云う二人の手にはマーガレットの花が入った御守りが握ってあった。
第一章終わりです!此処まで見守ってくださり、ありがとうございました!
19話…結構書きましたね〜
書き溜めが溜まったら第二章も投稿し続けます!
90フォロワーありがっとう!
之からもガンバリマス!