テラーノベル
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⚠︎ 注意 ⚠︎
カラスバの幼少期捏造部分あり
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───慰労パーティから数日
カラスバの自宅寝室にて
『別に、私はあの洞窟でいいのに…』
「あかん、風邪ひいたらどうするんや?それに野生のポケモンもおるし」
『リザードンが守ってくれますもん』
「そういう問題ちゃうわ阿呆」
『あいてっ』
ベットの上で、シオンを抱きしめながら座っているカラスバにこづかれる
先日のアンジュフラエッテの暴走でシオンの家はもろ被害を食らってしまい、一時的に洞窟で暮らしていたのだがすぐにカラスバにバレてしまい家が治るまでカラスバの家で過ごしている
『でもここら辺だったら、AZさんが好きな花も咲いてるし…』
「墓参りはもういったん?」
『MZ団と一緒に。記憶が無い頃、どう見ても怪しい私を優しく迎えてくれたし…本当に優しい人だったんです』
MZ団同様、前を向いて歩いてはいるがやはり親しい人間の死というのは慣れない
「今度あのおっちゃんが好きやった花教えてや。オレも挨拶せんとな」
『それなら、フラエッテ姐さん呼びましょっか!きっと、AZさんもフラエッテ姐さんが選んだ花が1番嬉しいだろうから』
「(…父がクソやった此奴からしたら、AZのおっちゃんは少し父親代わりにも見えたんやろな)」
少し落ち込んでいる様子のシオンを優しく抱きしめ話題を変える
「…このままここで住んでもええんやで」
『えっ、それはまだ早いです!
同棲も素敵だけど同棲してない期間も大事だと思うんです』
「なんやそれ。オレはお前ともっと居りたいんやけど」
珍しく素直なカラスバに少し頬を赤らめる
そんなシオンが可愛らしく、抱きしめながらシオンの首元へ顔を寄せた時だった
『…ぁ、そういえば、私カラスバさんの幼少期なんも知らないです』
「は…?今?」
『どんな子供だったんですか?4年前も全然教えてくれなかったじゃないですか!』
「言った気がするけど」
『聞いてないです!セイカには教えたって聞きましたよ!!』
少し前にセイカが「カラスバさんって幼少期苦労してる人なのかも」なんて話をしていたことを思い出しカラスバへ詰め寄る
「別にそんなええもんやないで」
『聞きたいです…!!』
「はぁ…オレ、家族に捨てられてん。貧乏やのにおかんらがミアレに旅行に行くなんて言うから、おかしいな思っとったんや
小銭渡されて、飯買ってき言われてな。
んでおかんらの分も買って戻ってきたら、おかんらおらんなっとんや」
最初は戸惑って泣いて親を探したけど、次第に自分は捨てられたのだと理解した
何も利益を産まないオレは親からすればただの邪魔者でしかなかったんやろう
「んで、今のペンドラーと出会って2人で色々頑張ってたんや
ほしたら、心優しい資産家の人がな援助しはってくれたんや」
それから、その資産家の手を借り仕事をしながら生計を立てていたとか
「ま、そん時からジプソに目ェ付けられて追いかけ回されてな〜」
『…へっ?お、追いかけ回された?』
「今のジプソからやと想像できひんやろ」
そういって笑うカラスバ
「ま、押し負けみたいな形でボスなったけど、今のサビ組があるんは、ジプソのお陰やねん」
『そう、なんですね……でも、たった5年でこんな大きな組織になるなんて…』
「ま、ミアレは良くも悪くも腐っとる。それを正すんがオレらサビ組や。
…最終的にはオレらみたいなモンが居らんなる日が来たらええんやけどな」
ポン、とシオンの頭を優しく撫でる
ふとシオンの方を覗いてみるとボロボロ大粒の涙を流している
「あんなぁ、お前の方が餓鬼ん頃大変やったのになんで泣いてんねん」
『うぅっ…だって、カラスバさんって本当に凄いなって…』
シオンの涙を拭い、ぎゅっと後ろから強く抱きしめる
『私が絶対幸せにじま”す”…!』
「それはオレがいうセリフなんやけど…ま、ええわ」
そう言うと、シオンを抱きしめたまま一緒にベッドへ横になる
「今はお前が居るし、それだけでオレは幸せなんや」
額に優しくキスを落とすカラスバ
「やから、もうオレを1人にしたら許さんで」
『んっ…ぅ……』
唇を優しく塞ぎキスをするカラスバ
その際にカチャ、とメガネが当たりそのままメガネを外しベッドの縁へ置く
『!わ、わ…!!』
「なんや、かっこよくて惚れ直したか?」
『可愛い〜っ!!』
「そこはかっこいいやろ!」
興奮気味にカラスバの顔を触り笑うシオン
そんなシオンに少し不貞腐れた様子のカラスバ
『ふふっ、メガネを外すと少し幼く見えて可愛い〜』
「(かっこいいちゃうんか)」
『同い年くらいに感じちゃうくらい、新鮮…!可愛い〜!』
可愛い可愛いと言うシオンに少し苛立ちを覚え、クルッとシオンの手を握り上へ乗り押し倒すような形をとる
「…これでも可愛ええ言うんか?」
口角を小さく上げ笑うカラスバにいきなりの形勢逆転に顔を赤く染め戸惑うシオン
『ご、ごめんなさい……かっこ、いい…です』
「わかりゃええねん」
満足そうに笑うと手を離し、横になりシオンを抱きしめる
ドッドッドッドッ……と早く動く心臓の音が聞こえる
「可愛ええやっちゃな、お前は」
『も、もう…!寝ますよ…!!』
「あかん、もう少しイチャイチャしよーや」
胸を叩き、離れようとするが腰を強く持たれている為離れられない
『っ、力つよっ…!!』
「…そういや、お前力弱なったよな。アザミから聞いたけど、体力も相当減っとるとか」
『あ、そうなんです。まぁ、それだけで特に体調不良とかでは無いので…』
そう言いながらモゾモゾと腕の中で逃げようともがく
「でも、力弱なったんはええかもな。こうしてすぐ捕まえれるし」
『うっ…』
「可愛ええな、シオン」
『ッ〜!?も、もう!早く寝ますよ!! 』
「もうちょいイチャイチャしよう言うたやろ」
『えっ!?ちょっ──んんっ…!?んっ〜!!』
『…すー……すー………』
「……寝てもうた」
抱きしめながら、頭を撫でているとすぐに眠ってしまった
自分の腕の中で眠るシオンが赤ちゃんのように見えて可愛らしい
自分としてはもう少しシオンに触れていたかったが、まぁそれは今度やな
これからは沢山時間があるんやし
「ちっさい口やな」
『…んん………』
「(…オレの入るんかこれ?…って何考えとんや!!)」
唇を指でなぞると、可愛らしい声が漏れる
そんなシオンに欲情してしまう自分が鬱陶しい
〖ギャピ…?〗
「あかんな…とりあえず何事も順序が大事なんや。な、ペンドラー」
〖?ギャピ!〗
〖ギュア……〗
ペンドラーが首を傾げた後、あまり分かっていなさそうに頷く
その横でリザードンが少し心配そうにシオンを見つめていた
「ま、しばらくは我慢せんとな」
きっと、今のままだとシオンを酷く傷つけてしまう未来しか見えない
だからこそ、シオンのためにももう少し時間を置いておかんと
「(今ミアレは落ち着いとるし、幸い仕事も少ないし…)」
これからシオンとの時間を沢山作れるだろう
そう思いながら、ゆっくりと瞳を閉じた
これから起こるミアレの危機と共にシオンに忍び寄る手に気づくことなく─────
コメント
8件

カラスバさぁん?!?!流石にそのあのよいしょよいしょは待たないと駄目よ?!
まてカラスバ 止まれ止まれまだシオンちゃんの体力治ってないんだから
カラスバさんッッ!!その考えはもう少し待とう?!?!最後の伏線…ぜんっぜん想像つかないぃ…!笑笑