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あや
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「穂乃果。アンタ、あのクソ野郎にマグロだって言われたって言ってたわよね?」
「……っ」
「それって、ただ単に、あのクソが下手くそだったんじゃないの? 」
「え……?」
掠れた声を絞り出した穂乃果を、ナオミは鼻で笑うように見下ろした。
影に落ちた彼の顔から、作り物のようなの仮面が完全に剥がれ落ちている。そこにいるのは、慈悲など持ち合わせていない、残酷なまでに美しい捕食者の顔だ。
「だって、ほら……。アンタの此処、ちょっと弄っただけで、こんなにいやらしい音させて、絡みついてくる」
意地悪く笑いながら、ナオミの長い指先がくちゅりと水音を立てて穂乃果の秘所を深くかき乱した。
指が抜かれるたびに、粘り気を帯びた熱い愛液がナオミの指に絡みつき、細い糸を引く。そんないやらしい音を自分が出していると思うと恥ずかしくて堪らない。
「ほら、聞こえるでしょう? アンタがこんなにアタシを欲しがって、おねだりしてる音……最高にそそるわ」
「や……っ、音、立てないで……っ」
ナオミはわざとらしく、くちゅくちゅと指を出し入れする速度を速めた。卑猥な音が密やかな室内に響き渡り、耳まで直接犯されているような錯覚に陥る。
「……こんなに男を煽るカラダをしておいて。今まで誰も教えてくれなかったの? アンタは十分に『女』としていい声で啼けるんだって」
「わ……私……そんなんじゃ……っ」
「隠さないで。この肌の滑らかさも、感度の良さも……全部天から与えられた最高の素材よ。なのにそれを活かしもしないで枯れてるなんて勿体無い」
ナオミは蜜に濡れた指を一度引き抜くと、呆然とする穂乃果の耳元へ唇を寄せた。熱い吐息とともに、脳髄を直接震わせるような低いテノールが吹き込まれる。
「……だから、アタシがちゃんと教えてあげる。男を狂わせるほど可愛くてエッチな、本当の『女』ってヤツを……ね」
ナオミの手が迷いなくガウンの帯を解き去り、彼女を包んでいた最後の防波堤を無慈悲に奪っていく。
代わりに引き寄せられたのは、サイドテーブルからつまみ上げられた小さな四角い袋。
それを穂乃果の至近距離で唇に寄せると、琥珀色の瞳で彼女を射抜いたまま、白い歯を立てて袋の端を「ピッ」と鮮やかに食い破った。
その、あまりにも男性的で野性味あふれる仕草。
普段のナオミからは想像もつかないほど無骨で、支配的な色気が溢れ出し、穂乃果は息をすることさえ忘れてその光景に見入ってしまう。
「いい? アタシ以外の男のことなんて、考えられなくしてあげる。……今、この瞬間、アンタを蕩かせてるのは、アタシだけよ」
耳介に直接注ぎ込まれる言葉と共に、ナオミの唇がゆっくりと首筋へと降りてくる。ちゅっちゅと皮膚の薄い部分を吸い上げられ、所有印を刻みつけられているような感覚にゾクリとした。
「あ……っ、やぁ……っ」
「いや? 嘘つきね。ほら見て。アンタのココは待ちきれなくてヒクついてるじゃない……」
大きな手で腰を掴まれ、しとどに濡れた蜜壺に熱い切先があてがわれる。
亀頭が触れただけでその熱さに下腹部がきゅんと疼いて蕩けそうになる。