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私
にとっての愛とは、 私自身が、私自身を愛することだ。
私が私を愛していないからといって、それが一体なんになるのだ? この気持ちは、誰にも止められん。
たとえ君であってもね。
君はまだ私を知らないだけさ。
私の本性を見抜くには、まだまだ経験不足だよ。
それはまるで、 深い海の底で溺れそうになっているような気分だ。
だが私は、それでも泳ぎ続けるよ。
どんな困難だろうと立ち向かってみせる! そして必ずやり遂げてみせるぞ! 諦めたらそこで試合終了だからな。
しかし、もし本当に人生が終わったら……
その時は一緒に死んでくれるかい? 君は優しい人だからな。
きっと最後まで側に居てくれると信じてるよ。
あぁ、確かに。
その通りかもしれないな。
今の私にとっては、それこそが真実だ。
私が求めているのは救いなんかじゃない。
ただ一つの答えだけだ。
そんなものはどこにもないと分かっていても、 やはり探さずにはいられないんだ。
結局は無駄だと知りながら、 何度も繰り返し考え続けてしまうんだよ。
自分の中に眠る、もう一つの声を聴きたい。
私の中の誰かが囁く。
『まだ間に合う』
『今こそ立ち上がる時だ!』
『さあ立ち上がれ! もうお前は一人じゃない!!』
それはまるで、悪魔の誘惑のように聞こえた……。
そして私は……ついに決断を下す……。
『ならば貴様らの好きにするが良い!! だが私は二度と戻らんぞ!!! 覚悟しておけ!!!』
そう叫んだ瞬間、私は光に包まれていた。
眩しいほどの光の洪水。
その中へ溶け込むようにして、私の意識は完全に途絶えたのだ。
◆ ──ここはどこだ? 真っ暗な闇の中で目が覚めた。
俺の名前は…………あれ? 思い出せないぞ!? なんでだよ! えっと確か俺は…………そうだ!! バイト帰りの夜道でトラックにはねられたんだ!!! それで死んだのかよッ!! マジかぁ~。
はあ…………これからどうしようかな。
とりあえず誰か居ないか探すか。
そう思って歩き始めたら何か音がして……? その音に振り向いたら……そこには!
「えぇ~!? なんでまたこんなところにぃ?」
「あら、お久しぶりね」
そこにいたのは、この前の事件で知り合ったあの人……つまりは、今度こそ本物の幽霊さんでした!
「あぁ、うん。ほんと久しぶりだねぇ」
「ふふっ、元気にしてた?」
「もちろんだよぉ!」
わたしたちはお互い笑い合って再会を喜びました。