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🐤side
ー数分前ー
🐤「…あれ?そういえば、ないくんとまろちゃんは…?」
🦁「あぁ、まろがトイレ行ったっきり帰ってこーへんから、ないこが探しに行ってんで」
え…大丈夫なのかな
🐤「まろちゃん、大丈夫かな…心配だからちょっと見てこようかな」
一応お水持っていってあげよ。
どうしたんだろ〜…。
…?階段下から声がする。
ないくんとまろちゃんの声だ。
🐤「だいじょ…」
🤪「すき、なんだよ。おれも…。初兎のことが…」
…!?!?
まろちゃんが…初兎先輩のこと…すき…??
そんな…
それなのにも関わらず、俺はまろちゃんに沢山…
思いやりなんて、全く持ってあげられてなかった。
🐤「ッ!」
突然の苦しさで気がついた。
あまりにも衝撃的すぎて、呼吸することを忘れていた。
頭を、思いっきり殴られたような。
そんな衝撃が、俺の体に走っていた。
🤪「知ってたんだ、さいしょから。
りうらが初兎のこと好きなのも、初兎がりうらに心開くのが早かったことも。」
もう、だめ、聞けないよ
俺はまろちゃんを、知らず知らずのうちにこんなに傷つけていたなんて。
そこから、「でておいで」と言われる。
なぜ俺がここにいることがバレたのか。
そんなことより、今は罪悪感で話せる気がしない。
ないくんが退出してから数秒間が開き、ゆっくりと、まろちゃんは話し始めた。
🤪「…素直に応援できてなかったよな。りうらは感がいいから、気づいてたと思うんよ。」
気付きは出来なかったが、確かに疑問は抱いていた。
まさかこんな結果だとは思いもよらず、だったが…。
🐤「それでもっ…まろちゃんは、沢山応援してくれたと思ってる…」
初兎先輩の好きな物も、詳しかったのも。
あの時僕にかけてくれた言葉が「がんばれ」じゃなくて「がんばろう」だったのもぜんぶ…
なんで気が付かなかった?
ぜんぶ…
全部、しってたのは、
🐤「すき、だったから…?」
🤪「うん。そーいうこと。」
思考回路が回らない。
考えなきゃ、
考える…?
なにを。
なんて言えばいい、
開いた口がもごついて、言葉が詰まって、何も言えない。
🤪「だからりうら。」
🐤「ッ、!」
宣戦布告、かもしれない。
いや、そうだろう。
俺よりも長く居たのはまろちゃん
俺より、もっと初兎先輩のことを知っている。
だから…
🤪「初兎のこと、絶対幸せにしてな?」
🐤「…え…?」
それって…
🤪「初兎のことはもちろん、りうらのことも、大好きやからさ。絶対幸せになって欲しいんよ。2人が幸せになってくれたら俺も絶対後悔せんし。」
と、泣きながらにっと笑うまろちゃん。
その涙にもらい泣きしてしまったのは言うまでもない。
きっと彼なりに、彼なりの言葉で、
考えてくれた結果のセリフなのだろう。
🐤「…約束する、絶対初兎先輩のこと、幸せにする。」
🤪「ははっw まずは告白しろってw」
🐤「うん…ww
まろちゃん、沢山。本当にたくさん、ありがとう。」
🤪「ん。
こっぴどく振られたら俺が初兎のこと迎えにいくからな!w」
🐤「意地でもオトすから!w」
お互い、涙と笑顔で、顔がぐしゃぐしゃだった。
戻った頃にみんなに今世紀最大レベルに心配されたのは言うまでもない。
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次回投稿は💬次第です!
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コメント
34件
帰ってきましたぁぁっ!! いやもう…ちょっと🤪先輩…!どんだけイケメンかましたら気がすむんですかっ!、
いやーもう最高です(⑉• •⑉)スキデス❥❥(⑉︎• •⑉︎)ポッ