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では、スタート
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【結晶の記憶】
古びた書斎の窓辺に、陽が差し込んでいた。
埃がきらきらと舞い、床に落ちた古本の背表紙を照らしている。
どこか静かな午後。だが、江見昴の記憶の中で、その日は決して穏やかなものではなかった。
「昴、お前、本気で言ってんのか?」
静かな部屋にしては、少し大きすぎる声。
本棚の影から現れた青年が、手に分厚い資料を抱えて睨んでいた。
灰がかった銀髪。黒の軍服のような上着。その目は、鋭く、それでいて妙に達観している。
紅狂生 一(ぐるい・はじめ)
昴の幼馴染であり、彼が“初めて”自分の研究を語った相手だった。
「水晶に宿る“願い”を、再現する? それが人のためになるって?」
その声には、怒りよりも先に、戸惑いが混じっていた。
紅狂生一は決して感情を荒らげるタイプではなかった。それでも、その時ばかりは声に熱があった。
昴は机の前で静かに目を閉じる。
「わかってるよ。……無謀だって、傲慢だって言われるのも。だけど、あの現象は実際に起きた。水晶は、願いを――確かに叶えていた。」
紅狂生一は小さく舌打ちし、資料を机に投げた。
「お前は“希望”しか見てない。だが、その裏に何人が消えた? 零次の終わり、知ってるだろう? 論吉や、赤賀、あいつらが――」
「……見殺しには、したくなかった。」
その一言に、紅狂生一の言葉が止まる。
昴の声は、悲鳴にも似ていた。
「願ったんだ……俺も。あの時、本気で願った。
『みんなが生き残れるように』って。
でも、それでも“水晶”は、何もしてくれなかった……」
握りしめた拳に、血が滲んでいた。
そしてそれを、紅狂生一は黙って見ていた。言葉ではなく、ただ隣に立つことだけを選んだ。
「俺は、もう一度……あの答えを見つける。なぜ水晶は願いを叶えるのか。なぜ、願いは人を救わなかったのか。何をすれば、救えるのか。」
紅狂生一は黙ったまま、昴の肩に手を置く。
「……じゃあ、俺も手伝う。どうせ止めてもやるんだろ?」
「……ああ。」
「だったら俺は、最後まで隣で見届けてやる。
お前が、神になる瞬間まで。」
昴は苦笑した。
「神なんて柄じゃない。……ただの、罪人さ。」
その言葉が、後にどれほど重い意味を持つことになるのか、
この時まだ二人は知らなかった。
――この日、ふたりの研究が動き出す。
これは江見昴と紅狂生一、二人の“祈り”と“記録”の物語。
END…
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終わりです。
どうでしたか?
僕はこのお話難しいなぁ〜と思いながら書いてます。
まぁ、頑張ります(ง •̀_•́)ง
じゃあね*˙︶˙*)ノ”
コメント
2件
さっき更新楽しみにしてますとか言ってたのに気づかなかっただけで2話も更新されてて供給過多で上がりすぎた口角戻ってこないし、シンプルに小説がうめぇ…