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※ハクランの回想シーンが長くなりますのでご了承ください。
ハクランの回想シーンその1.(2009年。空エキ学園の託児所にて 陽理(当時1歳)「私は大神陽理(おおかみ・ようり)。ハクラン。挨拶して)」
ハクラン(当時3歳)「私は白鳳ハクラン。鳳凰の血が入ってて、能力には自信がないんだよね。」 陽理「大丈夫だよ。私も送り犬の血が入ってて、聴覚と嗅覚が過敏なんだよね。」カラス(当時1歳)「私は黒井カラス。言っとくけど、私は嘘と建前は嫌いよ。私は重度の色アレルギーなの。だから黒以外の服を着るとアナフィラキシーショックを受けて失神するの。死にはしないんだけどね、まあ私の全身ゴスロリファッションは好みなの。」
ハクランの心の声「カラスの毒舌は哲学的だ。私もそうなりたい…努力しよう…」
カラスの心の声「ハクランの黒髪一本の三つ編みおさげは大好きよ。私も真似しようかな。」と)
ハクランの回想シーンその2(2010年。場所は空前絶後エキセントリック学園の託児所にて 黒井カラス(当時2歳)がハクランの髪型を意識して両手を後ろにして毛束を使って一本の三つ編みおさげにするのだった。それを見たハクラン(当時4歳)がこう言った。ハクラン『おい、黒井カラス。私の髪型を真似してるだろ?』カラス『ええ、そうよ。あなたの髪型はとても素敵だから。』ハクラン『それにしても上手じゃねぇか、お前?』カラス『あなたの髪型は大好きだから。それにしても元々内気だったあなたが私の影響で私より口が悪い毒舌家になったのね。嬉しいわよ。』ハクラン『フンッ。何とでも言えよ。』)
ハクランの回想シーンその3.(2010年:空エキ学園の夏休み:場所は黒井家の木刀室にて。チャンバラごっこをする2人だった。カラス(当時2歳)は子ども用の漆黒の鍔付き木刀を持ち、片手でハクランに向けてこう言った。『ハクラン。あなたにはまだ何かに怯えているわね。あなたが普通になりたい気持ちは目を見ればわかる。けど私は重度の色アレルギーがあって黒服じゃないと着られないことはあなたに隠さず話した。あなたにとってなりたくてなったのではないものは一体何?』ハクラン(当時4歳)『私は鳳凰の血が入ってるから…それが嫌だった。普通になりたいのになれないのがコンプレックス…』とボソボソ話すのだった。カラス『だったらこう考えて。あなたのそのコンプレックスを長所に変えなさい。どんなに自分が恥ずかしい思いをしても諦めないで。そんなことでヘマをしても対して人生は変わらないわよ。当たって砕けなさい、ハクラン。』ハクランはその言葉を聞き、空中から自分の能力である鳳凰の血を生かし、水色の炎で出来た水鸞刀を生み出すことに成功。カラス『その目を忘れないで。そして私に挑みなさい。そうしなければあなたの内気な心を取り除くことなんてできない』と言い、お互いに感情を排して『パチンッ!』と音を鳴らして鍔迫り合いをするのだった。漆黒の鍔付きの木刀を持ったカラスと水鸞刀を持ったハクランが子どもとは思えない程の死闘を繰り返して互角のバトルを繰り広げていた。その後お互いに汗をかき、息を荒くして地面にうずくまるのだった。カラス『ゼェ…ゼェ…よく自分の弱さと向き合えたわね、ハクラン』
ハクラン『ゼェ….ったくうるせぇ小言を言いやがる。でもお前のおかげで自分の能力が個性に思えて来たよ。この能力で上手くコントロールできるようになんねぇとな』
見守っていた2人の親友の陽理(当時2歳)が心配そうに氷入りの冷たい麦茶を差し出したのだった。)
ハクランの回想シーンその4.(2010年:空前絶後エキセントリシティ学園託児所にて。怪威(当時4歳)『何するんだよ、ハクラン!!その帽子返してよ!!』ハクラン(当時4歳)『この帽子を取るとお前は理性を失う。だからお前を鍛えさせなければなんねぇな。』怪威『この帽子を返せェェェェ!!』と暴走してハクランに襲う時、ハクランは怪威の殴る腕を掴んで合気道で制圧。ハクラン『暴走すると周りが見えなくなるし、自分を駄目にする。自分と深く向き合えよ、バカ。』怪威『クッ….』と理性を取り戻した。怪威『不器用だけど、優しいねハクラン』
ハクラン『別にそんなことねぇよ』と顔を赤くした。)
ハクランの回想シーンその5.(2016年:実家の白鳳メンタルクリニックの2階にて 冬休みの夜だった。
ミンリ(当時15歳)がハクラン(当時10歳)がベッドで寝てる時、彼女に近づいて背中をダイブして抱きつくのだった。ミンリ『ハクランの寝顔最高に可愛いし美人やにゃぁ…しかも最高の妹や』ハクラン『うるせぇなぁ〜…寝てるのに邪魔すんじゃねぇよ、バカミンリ』ミンリ『ええやにゃいけ〜…私はあなたがいなきゃ嫌にゃの!!しかも今日から私はあなたの赤ちゃんやから抱っこしてにゃぁ〜!!』ハクラン『しつけぇな〜ガキみてぇに甘えてんじゃねぇよ、ゴミが…私に甘えたかったら死ねば?アンタが私の赤ん坊になるくらいなら死んだ方がマシだ』 ミンリ『それでもあなたと寝たいにゃ〜!!』
ハクラン『ったくわかったよ、勝手にしろよ、私はもう寝るからな。』とミンリの頭を強く『パシンッ!!』と叩いて寝るのだった。ハクランの心の声『なんでこんなに毒舌ばかり吐いて、友達少ない私なんかと寝たがるんだよ…私だって甘えたくてもどう甘えていいかわからないことがあるのに…』と複雑な心境を語っていた。)
※ここで回想シーンを終わります。
ハクランは現在の親友のカラスや陽理だけでなく、自分の複雑な過去や数少ない卒業した同い年の親友の怪威のことを思い浮かべ、鼻音を立てて涙を少し出して啜り泣いていた。そして右手で涙を「スッスッ」と拭いていた。
アンアンはハクランの泣いている音を聞き、そっと背中に近づいて頭を背中に寄せて抱きしめた。
ハクラン「離れろ、バカ…!あっち行けよぉ…」『ヒック….』と嗚咽し、突き放していた。
アンアン「ハクランさん…」とそう言ってもらい泣きをして抱きしめる力を強めるのだった。
アンアン「こんなに…頼りなくて…情けない僕だけど、あなたのこの心の叫びを聞いて、僕は…力になれるかどうかわからないけど、寄り添いたいって思ったんです…」
ハクラン「本当にバカじゃないの…?なんでこんな…私なんかに甘えるの?!私には3人しか友達がいないのに…なんでお前なんかが私の心を癒せるの?」
アンアン「癒せるか、ですか?それは僕にはわかりませんし、言えないですよ。でも…」 『ヒック….』「これだけは言えます。もう友達が少ないなんて言わないで…これだけみんなと共闘して、友達がいないなんて考えないで下さいよ!!僕も不器用だけど、これぐらいのことをさせてくださいよ!!」と叫んでいた。
アンアンの心の声「ハクランさんの本質はいたって繊細で儚い気がする…それだけじゃなくて、もっと想像しろ、僕!彼女の言動の裏には自分の弱さを見せられなくて、きっと曝け出すのが怖かったのかもしれない…ハクランさんが僕を部屋に誘って寝かせたのは『きっと私の孤独に気づいてほしい』っていう心の叫びのサインだったのかもしれない…」と見抜きながらもハクランに寄り添い続けていた。
その瞬間背を向けていたハクランはアンアンの方を向き、アンアンを抱きしめ返し、彼の頭を強く「トンッ!トンッ!」と2回叩いた。
ハクラン「本当にお前はバカ…!ド阿呆…!このシスコン野郎….!このまま朝まで寝てろよ…!」と抱き返し、泣きながら笑っていた。
アンアンはハクランの不器用ながらも暖かい温もりに惹かれ、静かに寝ていた。
アンアンの心の声「首チョップされなくてよかったぁ…Tさんドンマイ…Tさんにとっては首チョップされたことが大きなトラウマで、アメリカフリーク州でビクビクビビってるんじゃないかなぁ…」と。
コメント
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おお…めっちゃ重いけど、めっちゃ温かい話やったわ…。ハクランの回想シーンで、カラスや怪威とのエピソードが特に刺さった。小さい頃から「普通じゃない自分」と向き合ってきたんだなって。で、今のアンアンがその傷を察して寄り添うシーン、アンアンの「友達少ないなんて言わないで」って叫びにこっちも泣きそうになったわ。不器用な二人の距離が縮まる感じ、最高に好きやで。